しろふくの転職応援ブログ

知財分野の現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

特許事務と一般事務の違いとは

こんにちは、しろふくです。
昨日が仕事納めという方も多かったのではないでしょうか。
仕事は終わりましたが、転職したい方にとっては、年末年始は貴重な時間です。
今後の方針を検討したり、実際に応募したり、仕事が始まってからではなかなかまとまった時間が取れないと思いますので、お休みを有効活用して下さい。

今日は、特許事務と一般事務の違いについて書いてみます。(特許事務に興味はあるけどよく分からない方向けです)

1.特許事務とは
 特許関係の事務をするんだろうなあ~というのは分かると思います。では特許関係の事務とは何か? 一番多いのは特許を出したいというお客様(企業の知財部が多いですが、中小企業の社長だったり、個人だったりもあります)に、特許を出す(=出願といいます)お手伝いをする仕事です。
 弁理士(=そもそも弁理士も難しいと思いますが、技術専門の弁護士のようなイメージ)が、お客様の話を聞いて、明細書という発明を記載した文書を作成します。特許事務の仕事は、すごく大雑把に言うと、発明を文書にする仕事以外の仕事をします。
 具体的な流れで説明すると、発明者と弁理士が明細書を書くための打ち合わせをした後、発明者から資料を貰ったり、明細書の案をお客様に送ったり、できた明細書を特許庁に提出したり(=出願、インターネットでする事が殆ど)、請求書を送ったり・・・このあとも色々なイベントが特許出願より権利消滅まで25年間続きます。

2.一般事務との違い
 
一般事務との違いについて、聞かれることも多いです。そもそも一般事務の定義も色々ありますので難しいところですが、備品を買ったり、電話を受けたり、請求書を発行したり、というどの会社にも必要な仕事、との比較でいうと、法律に基づいているかどうか、というところでしょうか。

3.特許事務が向いている人
 法律に基づいているために、色々なルールが存在し、それを自分で理解しなければならないのと同時に、お客様にも説明しなければなりません。もちろん難しい話は弁理士が担当しますが、「年金を支払わなければ特許権は維持できないし、金額は年数が増えるほど上がっていく等」の特許のルールを、お客様に納得いただけるように説明するのも仕事の1つです。弁理士は技術の話をしますが、特許事務員も技術以外の話については、知財分野のプロである必要があります。法律は年々変わるものですので、それを勉強し続けることが求められます。
 この辺は士業事務所共通の事だと思いますので、他の士業事務所の経験がある方は特許事務所に入りやすいかもしれません。手続き1つ1つに期限があり、それを守ることが絶対に求められるのも同じです。スケジュール管理能力が問われます。

4.特許事務が向いていない人
 
したがって、お客様に説明する事が苦手だとか、制度や法改正の内容を覚えることが苦痛という方は、この仕事向きではないでしょう。お客様に間違ったことを伝えられないので、分からないことは先輩に聞いたり、自分で特許庁に確認したります。
 特許事務所では国内事務と外国事務とに分かれているところが多いですが、国内事務であれば、まだ日本の法律だけを追っていれば良いですが、外国事務の場合、相手国の法律の制度についても調べなければなりません。そういう場合は、海外にも特許事務所に対応する代理人がいて、その方々とやりとりをします。アジア各国ではまだ法律ができていないといった国もありますので、回答が来るまでに何週間も待たされるなどどいうこともあります。そういった各国の対応に柔軟に対応できないと、ストレスがかなり貯まります。

5.特許事務求人の探し方
 
以上難しそうな事も書きましたが、お客様のために勉強し続けるのは苦でない人なら特殊な世界だけに重宝される仕事です。実際に、50代になっても仕事ができる人は転職できるのが特許事務です。
 応募するかどうかは別として、実際の求人を見てみると応募要件が分かります。経験者であるという求人は多いものの、未経験者も受け入れている事務所もあります。正確に処理できること、などが挙げられているかと思います。

 まずは、以下の2つで「特許事務」で検索して下さい。

・パテントサロン・求人スクエア

★パテントサロン★ 求人スクエア 特許事務所,企業知財部などの求人・転職・就職情報

・知財ナビ・弁理士お仕事ナビ

知財・弁理士お仕事ナビ|知財・弁理士業界に特化した転職サイト

 

上記に求人を出していない特許事務所もありますので、それについては、

・Indeed

Indeed (インディード)

で「特許事務」と入れて探してみてください。


今回は特許事務の仕事について良く分からない人向けに書いてみました。
長く続けられる特許事務の仕事、興味を持たれた方は、お休みを利用してぜひ自分で調べてみてください。

皆様、今年5月から始めたブログも、今年は本日でブログ納めです。
読んで頂き、ありがとうございました。そしてまた来年もよろしくお願いします。