こんにちは、しろふくです。
この記事をお読みの方は、知財検定(正式名称:知的財産管理技能検定)のことはご存知かと思いますが、念のためまだご存知ない方は、以下のリンクをご覧ください。
弁理士試験以外で、知財業務のレベルを知りたいときに受験したり、特許事務所で取得を勧められたりする、知財分野の方なら一度は聞いたことがある検定試験です。
書くか書かないかの基準
結論からいうと、
・未経験可の求人の場合、3級をお持ちでしたらぜひ書いてください。受験はしたがまだ結果が出ていない方、それも書いてください。
・経験者のみの求人の場合、2級以上をお持ちであれば書いてください。3級しかお持ちでなければ、書かなくて良いです。むしろ書かない方が良いです。
3級は少し勉強すれば合格できるので、採用側からすれば、資格の有無で知財の知識の有り無しを判断している訳ではありません。
3級合格はその方の知財分野への興味度をアピールするために書くのです。一般事務でも良いのではなく、私は特許事務がやりたいんです、というのに何かしら証拠があった方が、説得力が増します。
逆に経験者しか相手にしていないような求人の場合は、資格欄に知財検定3級と書いてあると、あたかも通訳の求人に英検2級と書いてあるようなものです。あまり良い印象は持たれないでしょう。2級の場合は、知財を業務でやっている方でも落ちる場合がありますので、書いて良いでしょう。1級だと、弁理士目指しているという意思表示にもなります。
資格欄を書く時の注意
ちなみに、知財と全く関係のない資格をずらずら書いてくる方がいますが、資格の欄に書ききれないほどの多くの資格は、単なる資格マニアだと思われてしまいます。業務に関係のある1、2個を書いておき、その他は関係が薄くても趣味の話に繋げられるものが1つくらいで十分です。
何も書いてないと印象が悪くなると思って、前述の知財検定3級や、英語検定3級などを書いてくる方もいらっしゃいますが、何でも書けば良いというものではなく、求められる求人の意味に合致していないと逆効果です。
資格欄が特になしでも不利になることは決してありません。
採用担当者は実務経験の方を重視するからです。