現在特許事務の担当をしているけれど、特許図面を描いている人を見て、私もやりたいと思った方、
設計事務所などで長く図面を描いていて、スキルを活かしてキャリアチェンジしたい方、
特許図面を描きたい方は、色々な理由で仕事を探していることと思いますが、なかなか見つからなくてお困りの方も多いのではないでしょうか?
そのとおり、特許図面の求人は、そもそも数が少ないのです。
特許図面の専門の担当の方がいるのは、大きな特許事務所のみです。少なくとも20名くらい所員がいないと、図面担当を置くのは難しいでしょう。
それではそれ以下の規模の特許事務所では、どのように図面を作成しているのでしょうか。
1.弁理士が作成する
そもそも一人しかいないので、自分で書きますという弁理士も多いです。
フローチャートのみの情報系の特許などでしたら、全く問題ありません。
2.図面作成業者が作成する(=外注)
1.で弁理士が描けない複雑な図面については、専門の業者に依頼します。通常は 1つの業者が急な案件に対応できないこともありますので、複数の業者と契約をし ておき、内容や納期に応じで依頼することが多いです。
3.図面作成担当が作成する
所内の担当者が作成するのですが、小さい事務所だと、常に依頼がある訳ではあり ませんので、図面担当者は特許事務や総務を兼務することが多いです。逆に特許事 務担当で採用されたが、図面も描けるようになったという方も多いです。
図面の仕事を探している人は、特許事務所だけでなく、2.の図面作成業者への就職を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。そこでは、3.と違い、朝から晩まで図面だけを描くイメージです。図面だけをできるだけ長時間描いて、上達したいという方はこちらの方が向いていると思います。
また、事務所限定で図面作成の仕事を探している方は、特許事務はもちろん、総務、事務所によっては翻訳、翻訳会社とのやりとりなども業務に入ってくることがあります。事務所の中の仕事をいろいろ経験してみたい方はこちらが向いています。
将来的に自分がどうなりたいかを考慮して、求人を選ぶようにしてください。