しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

履歴書に保有資格を書く際の注意点

履歴書には保有資格を書く欄がありますが皆さんどのように書かれていますか。
応募先ごとに書類を検討して書き直す方でも、以外とこの保有資格についてあまり意識せずに、お持ちの資格を列挙していませんか。

応募職種に関係無い資格は書かない

本日お伝えしたい注意点は、応募職種に関係無い資格は書かない方がよいというとです。

例えば、人事労務職の場合ですが、
・社会保険労務士
・第1種安全衛生管理者
・キャリアコンサルタント
・産業カウンセラー
などを持っている場合、直接業務に関係しそうですよね。
そのような資格を持っている方は、もちろんそれらを書きます。

同じ職種で、
・カラーコーディネーター1級
・調理師
フォークリフト運転技能講習修了
などと書いてあったらどう思われるでしょうか?
デサイン職や、学生寮の管理人、建築現場監督などに応募している場合、上記の資格は書かなければならないものになりますが、今応募しようとしている人事労務職には直接関係ないですよね。この場合、書かない方が良いです。資格の欄は、応募職種に関係のあるものだけ書いてください。
さらなる強者の場合、
・京都検定1級
・メイド検定3級
など書いて来られると、この応募者大丈夫かな、と思ってしまいます。

趣味系の資格をお持ちの場合の使い方として、保有資格の欄に書くのではなく、趣味の欄に廻してください。そして、ただ「旅行」と書くのではなく、「古都めぐり(京都検定1級)」などと書いたり、「料理(フードコーディネーター3級)」書いたりして、面接者に興味を持ってもらう(=質問しやすいよう興味の種をまいておく)のが良いでしょう。(もちろんこの場合は、京都検定を説明する準備も忘れずに!)

保有資格は多ければ良いというものではない

あと、もう1つの勘違いが、保有資格は多い方が良いと思っている方がいらっしゃいます。事務職の方に多いですが、例えば、

・Microsoft Word 2010 Specialist
・Microsoft Word 2010 Expert
・Microfsoft Word 2013 Specialist
・Microfsoft Word 2013 Expert
・Microfsoft Word 2016 Specialist
・Microfsoft Word 2016 Expert
・Microsoft Excel 2010 Specialist
・Microsoft Excel 2010 Expert
・Microsoft Excel 2013 Specialist
・Microsoft Excel 2013 Expert
・Microsoft Excel 2016 Specialist
・Microsoft Excel 2016 Expert
・Microsoft Powerpoint 2010(どこまで続くのかな・・)

   ・・・
皆さんも読むのに疲れてきたと思いますが、採用担当者も同じです。
応募条件に「WordとExcelが使えること」とあった場合は、「使用可能ソフト:Word、Excel」だけで良いです。

よく「資格が全くないのはまずいと思って、◯◯の勉強をしています」という方がいらっしゃいますが、応募職種に直接関係のない資格は取得する必要はありません。保有資格の欄は「普通自動車免許のみ」や「特になし」で、全く構いません。
その業務をするために絶対に必要とされる資格(例:弁理士)が必要とされる場合以外は、それが理由で落とされることはありません。応募者には資格を求めているのではなく、経験と意欲を求めているからです。

以上、今まで保有資格の欄について、特に注意したことはなかったかもしれませんが、今後の応募の際には、気をつけてみてください。特になし、の方も心配無用です。


追記:さらに注意事項追加した記事はこちらです。

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