履歴書への保有資格の書き方について、以前の記事でご紹介しましたが、
本日はさらに注意点として2つ上げたいと思います。
その2つとは、
1.離職理由と矛盾する資格は書かない
2.今後やりたくない業務に関するものは書かない
です。
1.離職理由と矛盾する資格は書かない
具体的に言うと、たとえば弁理士職に応募されてきた方で、3年間の離職期間があるとします。「前の会社を辞めてから、3年前ずっと弁理士を目指して頑張ってきましたが・・・」と話されている際に、履歴書をちらっと見ると「行政書士 ◯◯年◯月(1年前の日付!)」という記載がされていたりすると、あれ、3年間ずっと弁理士目指していたはずでは? 言っていることと矛盾しているけど・・・と思われます。
特にたくさんの資格をお持ちの方、この人は一体何がやりたいのか? 資格を取ることが目的なのでは? と思われがちなので、質問された時に説明できるよう、一貫性のある保有資格欄にしておいてください。
全く関係のない資格は、書かない方が無難です。
2.今後やりたくない業務に関するものは書かない
もう1つ注意していただきたいこと、これは、今後やりたくない業務に関係するものは書かない、ことです。その資格を書いたばかりに、やりたくない業務を任されることがあります。
例えば、英語に関係ない職種に応募している場合に、保有資格欄に
・実用英語検定 1級
と書いたばかりに、会社にかかってきた英語の電話を全部廻され、会社のHPを英語版を作成するときにチェックする仕事も頼まれ、英文のメールを出すたびに相談される、ことになってしまいます。
貴方がせっかくの英語力をその会社で活かしたいと考えているのなら問題ありませんが、他のスキルを伸ばすために転職されたいのなら、書く必要はありません。
同レベルの候補者が2人いた場合、資格を持っている方が有利になる事もありますが、基本的にはその業務に必要な資格の場合です(経理での簿記1級等)。業務に直接関係のない資格については、業務以外の仕事もやらされる可能性もあるが、それでもその会社に入りたい、という場合だけに絞って書くべきです。
今まで何気なく保有資格の欄を書いていた方、注意して書くようにしてください。