しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

外資系への転職をお考えの方へ ~英語が苦手な方へお勧めの方法~

こんにちは、しろふくです。 
台風が去っていきましたが、皆さん大丈夫でしたか?
被害に合われた皆さん、一日も早く元の生活に戻れますように。

さて、今日は、先月末から勤務しているフランス企業の採用について書いてみます。
外資系への転職をお考えの方へ、ご参考までに。


・フランス企業ではフランス語を使うのか
・英語に不安があるけれど外資系に行きたい方へ

 

フランス企業ではフランス語を使うのか

先月末より、フランスに本社のある会社の日本法人で仕事を始めました。
私のやっている採用代行の仕事は、業務の性質上、日本での採用方法について詳しくない、外資系の会社が殆どです。

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今まで、イギリスの会社、スイスの会社、アメリカの会社での勤務経験がありますが、フランスの会社ってどんなものなのか、興味ありました。
ひょっとして英語の代わりにフランス語が話されているのか、なども考えて、一応自分の名前のみ言えるようにしておきました。

そして3週間過ぎましたが、フランス語の自己紹介は、一度も使われないままでした。
結論としては英語しか使っておりません。

ざっとみたところ、社員の8割が日本人という環境です。
前のアメリカ企業でもそのような人員構成でしたが、前は社内掲示やマニュアル類もまず英語があって、日本語訳がついていたらラッキー(たまに訳されていないマニュアルなど大変困りました・・・)という感じでしたが、現在のフランス企業では日本語の掲示と英語の掲示が1対1であります。

なぜここまで手厚いかというと、英語が苦手な社員がいるのです。
(とはいえ高校まで英語を習っているという前提ですが)
主に日本人とやりとりする営業の方は英語は必要ありません。数にして3割くらいでしょうか。そのような方は、英語不問で採用されます。

社内の部門を見ても、英語を全く使わない部門と、英語必須の部門が混在しています。
英語必須の部門では、部内ミーティングも英語になりますが、使わない部門では日本語のみで業務が可能です。

英語に不安があるけれど外資系に転職したい方へ

外資系への転職を目指しているけれど、募集要項にある「流暢な英語」を話せないという方、外資系企業の英語不問の部署へ応募してみるという手があります。

通常外資系への応募には、応募書類を英語にして、英語の面接対策をして、とそれなりの準備が必要になります。
でも、まだ英語力もないけれど、外資系には興味があり、一度外資系で働いてその中で英語を勉強したい、日本企業にはない働き方を経験したい、等の方には、外資系の英語を必須としないポジションを探すことをおすすめします。

殆どの外資系企業には、社内公募制度があります。
社員が退職した時はまずは社内の人でそのポジションを希望する方がいればその方を異動させて、希望者がいない場合社外から採用する事があります。
今就業中の会社にもこの制度があり、実際に退職された方のポストについて、募集を開始していました。
社内で英語を勉強し自信がついてきたら、そのような制度を利用しつつ、もっと英語を使うポジションへ異動するといった形で、外資系企業でのキャリアをスタートさせるという戦略もあると思います。

リクルートキャリアなどの紹介会社も、外資系の求人を扱っていますし、リクナビ、マイナビ等の媒体でも、外資系企業で検索すると調べることができます。

英会話学校へ行って、英語が話せるようになってから、とお考えの方もいるかもしれませんが、仕事をしながらチャンスを掴むということも、選択肢の1つとして、考えてみてはいかがでしょうか。