しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

営業職で仕事をお探しの方々に ~新規経験と転職のストーリー性がポイント~

こんにちわ、しろふくです。
もう12月なんですよ、今年のうちにやらなければならないこと、終わらせる計画を立てないとですね(汗)

さて、本日は営業職で求職中の方へ向けて書いてみます。
最近営業の方を採用する仕事の中で、応募書類を毎日大量に見ているのですが、
どういう点を書類選考で見ているのでしょうか。

1.新規営業の経験があるかどうか
2.営業経験者は転職にストーリー性があるかどうか

営業マン

1.新規営業の経験があるかどうか

未経験の方もいらっしゃると思いますので、基本的なことから。
どの業界でもあるかと思いますが、営業には「新規開拓」と「既存客フォロー」の2種類があります。
「新規開拓」は、電話のアポ取りから初めるところもありますし、いきなり開拓先廻りもあるでしょう。本当に関係が0、あるいはマイナスのところから、関係性を構築していく仕事です。
「既存客フォロー」は、すでに取引のあるお客様を失わなず、また取引拡大していただくように関係性を保つという仕事です。
求人情報の中では、新規と既存の割合が3:7とかという使い方をしたりします。

営業未経験でもOKという求人は、基本的に既存客のフォローです。
新規開拓のために、電話のアポ取りを5名とか、アポ無し営業部隊10名とか採用する場合もありますが、中途の未経験者に新規営業をやっていただくことはほぼありません。新規の仕事は心が折れる事も多く、未経験者を採用しても離職する確率が高いため、始めから中途の経験者を採用します。
(逆に中途採用で新規営業、未経験者OKの求人を見たら、離職率を確認した方が良いと思います。)

そのような中で、過去に新規営業で頑張ってきた方々、その強みを最大限に活かしてください。新規が多かった場合は、新規50%、新規100%などと、職務経歴書にアピールしてください。50%以上の場合は、堂々とアピールしましょう。既存のお客をフォローしつつ、新規営業も行うことは、また違う難しさがあります。

また、営業成績が目標に対して100%以上であった場合、それも必ず記入します。社長賞を取ったというような華々しい経歴だけが評価されるわけではありません。7年連続目標に対して常に100%以上を達成等、それで良いのです。
また同業に応募する際は、実際の売上高を書くことで、「この一見魅力のない商材を月に何千万円も売ったのか」ということで、採用担当者も興味を示します。

2.営業経験者は転職にストーリー性があるかどうか

経験者必須の営業求人の場合、営業経験年数に加え、業界経験年数が問われることになります。
この場合、異業種の営業が長いという方でも、直近が同業種であれば、ほとんどの場合問題ありません。例えば
 車5年 → 車15年 → 食品5年 → 食品(今回)
のような場合です。食品業界が気に入ったのだな、と思いますし、それが職務経歴書に書かれていると、さらに安心します。

ただし、営業経験が長い方にもパターンがあります。
全く違う畑の営業の場合、例えば
 車8年 → 住宅7年 → 医薬品8年 → 食品(今回)
面接官から見て??、この方は何をしたいのだろう、年収アップが目的かなと思ったりもします。転職の理由にはそれなりの理由がないと、納得感が得られません。

一旦異業種へ行かれた場合、例えば
 車8年 → 食品10年 → 電子部品2年 → 食品(今回)
このような場合は「一度食品業界以外で働いてみたけれど、やはり食品業界で◯◯をしていきたいです。」と書かれていると納得感があります。ただし、今回の食品の前が短いことが必要で、ここが10年だと一気に説得力がなくなります。

ここでは3つ例を上げましたが、職務経歴書が納得感のいくものになっているか、今一度確認してみてください。とはいえ、ご経歴は直せませんので、納得感のいく転職理由が説明できているか、そこで合否が分かれます。


以上、営業職について書きましたが、ストーリー性については、営業職以外の場合も同じです。納得感のある書類を作成して書類を合格させましょう。