しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

採用代行の仕事 〜インテーク面談と面接~

こんにちは、しろふくです。
今日は東京は雪になると言われていましたが、雨で一安心。でもとっても寒いです。

さて今日は、採用代行の仕事に興味のある方に向けて、仕事の一部を紹介します。
以前も職場が変わる際、採用代行の仕事について少し書きました。

 

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今日は日々の業務についてのご紹介です。
採用代行の中で、私が好きな仕事が2つあるのですが、1つは採用責任者(Hiring Manager)との面談、もう1つは候補者との面接です。

面接
1.採用責任者との面談
2.候補者との面接

 1.採用責任者(Hiring Manager)との面談

社員を採用する際に、部門での採用責任者はHiring Manager(HM)と呼ばれます。
この方から、「こういう人を採用してください」という内容を、我々リクルーターが聞き取る面談のことを、外資系企業ではintake(インテーク)面談などと呼びます。
カウンセリングの時など、最初の面談のことをインテーク面談と呼びますが、同じ言葉です。

30分程度のヒアリングで、仕事の内容、必要条件、歓迎条件、求められる人物像などを聞いていきます。ここで聞いた内容を纏めて、紹介会社に送り、紹介会社ではそこから求人票を作成したりして、求人を開始します。
ここで必要なスキルなどを聞いておかないと、後でスキル不足の方を雇ってしまったり、求められる経験が足りなかったりすると大変なので、漏れがないか注意します。
どんな会社でどういう仕事をしていた方が応募してくれるといいかを聞いておくと、紹介会社側が探しやすく、喜ばれます。

この時上記のような、募集に必要なことももちろん聞きますが、その方がこの仕事をしていてやりがいを感じること、達成感のあったこと、どういう時が一番楽しく、またどういう時は一番辛いのか、そこも聞くようにしています。
このことは採用責任者の価値観を知るのにとても有効であり、また候補者とお会いしたときに同じ気持ちで仕事ができるか、想像するのにとても役立つのです。

2.候補者との面接

候補者との面接は、すべての採用代行プログラムで行われている訳ではありません。
あくまでもお客様より依頼された時のみに発生する業務ですが、現在のお客様からは、一次面接を任されております。ある程度信頼されていないと任されませんが、まる投げして頂き、嬉しい限りです。

候補者との面接では、お会いする前に、履歴書と職務経歴書をチェックして質問を纏めます。学校を卒業してから、最初の仕事をどうして選んだのか、また転職されている方は離職理由と次の仕事を選んだ理由を聞いていきます。なぜここで業種を変えたか、職種を変えたか、等を聞いていくと、その方のキャリアプランに対する考え方がとても良く分かります。
一度見た応募書類ですが、面接では想像したのと全く違う答えが返ってくる事もあり、おお!そういう考え方もあるなあ、と思う瞬間です。

そして、この方は、この企業に入社して活躍できるだろうか、と考えながら質問を続けていきます。先程のやりがいや達成感が一致し、この仕事を楽しめて、かつ辛いことに耐えられそうか、という部分です。

残念ながら、社風や採用責任者の考えと合わなかった時は、どんなに優秀な方でも不合格にします。A社で活躍できた方が、B社でも活躍できるとは限らないのが、この世界です。面接担当者は、入社前にそれを判断しなければいけません。書類と会話のみでそれを判断する、責任重大な仕事です。

逆に、こんな人がこの世にいたのかと思うくらい、そのポジション以外は考えられない方が応募してくる時もあります。私の努力とは関係ないながら、一個人と企業を結ぶことができる本当に嬉しい瞬間です。


採用代行のお仕事、いかがでしたか?
あまり馴染みのない仕事と思いますが、興味のある人に届きますように。