しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

入社日について ~いつ入社できるのか聞かれたら~

こんにちは、しろふくです。 
東京はこの冬初めての雪になりました。久々の寒さです。

本日は、転職の最終段階である入社日について書いてみます。
・一般的な入社日までの時間
・少し長めに必要な場合
・退職交渉がうまくいかない場合

退職日

一般的な入社時期までの時間

一般的には、今いる会社へ退職願を出す必要があり、それは退職したい日の1カ月前であるという会社が多いです。これは会社毎に、就業規則で定められておりますので、確認してみてください。2週間であったり、2カ月であったりする会社もあるようですので、こちらは確認必須です。

1カ月の場合ですと、退職日が3月末という場合、2月末までに退職願を提出する必要があります。となると内定は2月末までに頂く必要があるのです。


退職願を提出した際、まず聞かれることは、「次の会社は決まっているのか」「入社日はいつなのか」の2つです。
そして、その次の質問は、「その入社日はずらせないのか」です。
申し出た日が、就業規則に書かれている期限より前の場合、ここは絶対にずらせないと答えます。
もう少し後ろにずらした方が、迷惑をかけないだろう、等色々と思うことがあるかと思いますが、はっきりとずらせない意思を伝えるのが良いです。ここでもう1カ月伸ばせるかもしれない等、あやふやな答えをしたばかりに、せっかくの内定が取り消されるという例もありました。

少し長めに必要な場合

とはいえ、残った有給休暇を消化したい、引継ぎが1カ月では終わらない、等なかなか2月末までの内定で、3月末退職という訳にもいかない場合もあります。
特に今いる会社からすれば、そんなに急に言われても、そのポジションの人材を募集してから入社するまでは、1カ月では足りないことはお分かりになると思います。

入社までに時間が欲しい場合には、内定をいただく段階から、少し先の入社日で交渉してください。
エージェント経由での応募の場合は、今回募集のポジションが、とにかく1日も早く入社して欲しいのか、少し待ってでもよりよい人選をしたいか等について、エージェントが情報をもっている場合が多く、入社日について相談してみてください。
直接応募の場合も含め、現状の引継ぎに2カ月程度かかるという話をすると、待ってくれる場合が多いです。

しかし、よっぽどのマネージャークラスでない限り、3カ月先の入社は難しいかと思います。例外的に結婚の予定があり、3カ月先に大阪から東京へ引っ越すなどという場合は、聞いてみてよいです。

退職交渉がうまくいかない場合

ほとんどの場合、就業規則内での退職願を提出すれば、退職することに問題はないのですが、それでも内定の入社日までに退職が難しいという事態が発生することがあります。この場合は、入社が取り消されることも覚悟のうえで、内定先に状況をできるだけ早くお知らせしてください。

内定先で、〇月〇日から絶対に働ける人を探している場合、内定取り消しになります。また、時期をずらしてもOKの企業でも、1カ月後には絶対に入社できるのか、を確約させられます。すべての入社準備や研修スケジュール等を変更しなければならないので、企業側にとっては迷惑な話なのですが、それでも1から人を探し始める労力に比べると稼働はかからないので、OKとなる場合が多いのです。
しかし、この場合は例外中の例外です。企業側がOKしないリスクもありますので、退職に時間がかかりそうな場合は、初めから入社日を先にする交渉をして下さい。


今回は、入社日を決める際の注意事項について書いてみました。
これから4月入社の方も、そろそろ出てくる時期です。円満退社のためにも入社日の設定には十分に注意してください。