しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

中高年の転職で気をつけること ~時間節約のための基本的知識~

こんにちは、しろふくです。
1月だというのに暖かい日が続きますね。
寒がりの私には助かるのですが、さすがに温暖化の事が心配にもなります。。

現在40代の方向けの転職セミナーを開催しており、また40~50代の方の個別のサポートをする事も多いです。
その中で割と皆さんご存じでなかった「求人を見るとき、これを知っておくだけで、圧倒的に時間の節約になる」という基本的な情報をお知らせします。

1.年収例から分かる年齢制限について
2.〇代活躍中、その真意とは
3.モデル社員の写真にも注意

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1.年収例から分かる年齢制限について

求人の中には、明らかに20代をターゲットにしています、と明白なものがあります。
年収例の部分を見てください。

【年収例】
年収400万円(24歳・1年目)
年収500万円(28歳・3年目)
年収600万円(27歳・5年目)
これは明らかに20代来てください、ですよね。

【年収例】
22歳:300万円
27歳:350万円
39歳:450万円
こうなると30代でも応募できます。

【年収例】
■750万円(43歳)
■650万円(37歳)
■420万円(25歳)
この場合だと45歳でも応募してOKです。

基本的に年収例の範囲の方を応募していると、お考え下さい。

2.〇代活躍中、その真意とは

また、求人票の中に、「20代活躍中」などという言葉があれば、その求人には応募してはいけません。「20代活躍中」=「20代募集中」と思ってまず間違いはありません。
「第二新卒歓迎」のボタンも同じ意味だと思って下さい。

現在求人を出すとき、一部の場合を除き募集対象年齢を制限してはいけない事になっております。募集する側からすれば、対象年齢を記載するほうが、年齢の不一致でお断りする手間も省け、応募する側も無駄な時間を費やすことがないのですが、法律で禁止されているのです。
そこで各社は応募側に対象年齢をどうやって伝えるか、について工夫をするのですが、「20代活躍中」もその一つです。別に30代を制限している訳ではないので、記載としてはOKなのですが、実質の年齢制限となっています。

一部の場合で、年齢の記載があるときの求人への注意点はこちらの記事をご覧ください。

www.shirofuku.com

3.モデル社員の写真にも注意

求人を出すとき、一般的に採用担当者が使うのが、実際に応募してほしい方と同じ年齢の方の写真です。
2.の年齢同様、性別も一部の職種を除き、制限することを禁止されております。
そこで求人側が行うこととして、例えばモデル社員を3名選び、すべて男性の社員を選んで「Aさんの1日」のような、ストーリーを掲載したりします。

いかにも20代の男性3名が掲載されており、あなたが45歳の場合、その会社に応募するのはやめておいた方がよさそうです。

 

いかがでしたでしょうか? 
転職活動が初めての方には、20代活躍中でも50代が応募できるように思われるかもしれませんが、実際には応募するだけ時間が無駄になってしまいます。
このような求人を瞬時に見分け、本来時間を割くべきである職務経歴書のブラッシュアップ等の時間を確保してください。