しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

外資系転職の際の注意点 ~採用予定数が減ることがあります~

こんにちは、しろふくです。
とうとう政府からイベント自粛依頼が出されてしまいました。
3月はお別れの行事も多い時期なのに残念ですね。

本日はこういう時期に因んだ、外資系の採用と特徴について書いてみます。
1.年度末の採用予定数の変更
2.非常時の採用予定数の変更

コロナ

1.年度末の採用予定数の変更

日系企業では、毎年の採用数について、今年は新卒何名採用するという数字を明らかにします。前年の2倍だったり、変わらずだったり、かなり減ってしまったりで、それが景気のバロメーターになったりします。
中途採用についても、あまりニュースにはなりませんが、予定は同じように存在します。

外資系企業では、大企業では新卒も採用しますが、やはり中途採用による採用が一般的です。今年1年間に何名の人員をどれくらいの時期に採用するかを決めます。
各ポジションによって採用手法(エージェントを使うか、媒体を使うか、社員紹介を使うか、代行会社を使うか等)を決めないと、コストの見込みが立ちません。

しかし、計画通りの収益が出ていないなど、実際のビジネスが予想に反している時は、事業計画の見直しをしますが、人員計画についても見直しの対象となります。

外資系においては、会社によって毎年同じ時期に、この人員計画の見直しのある会社も多いです。ポジションクロース、ポジションフリーズ、などと呼ばれますが、エージェントを使っている際は、これを伝えなければなりません。会社の方針とはいえ、サーチに協力していただいているエージェントの方々にこれを伝えるのは辛いことです。

2.非常時の採用予定数の変更

今回のコロナウイルスのような、特殊な状況が日本およびアジアの国々で発生すると、ビジネスへの影響は大きく、外資系企業からのポジションクロースに、エージェントの方々も大変な状況のようです。

例年2月は、4月入社の方の最終面接、内定ラッシュの時期ですが、ポジションそのものが無くなるという事態も起きているようです。

現在外資系企業の面接が進んでいる方、最終的にそのような事態も想定したうえで、複数社の選考を平行して進めて下さい。

また、外資系に限らずですが、現在特に中小企業の人事総務の担当者は、コロナ対策で連日大変な思いをされています。面接日程の変更、Web面接への切り替え、なかなかこない面接後の連絡、などが多数発生し皆様にも迷惑をかけているのだと思います。

こんな時期だからこそ企業の対応が試されると思いますし、受けた印象については入社後も同じ可能性である場合が多いです。平常時ではない対応について、受け入れる余裕を持ちつつ、企業の判断材料にしていただければと思います。