こんにちは、しろふくです。
6月になり、いっきに夏が近づいてきましたね。
寝苦しい夜もありますが、体調崩さないようにお気をつけください。
さて、今私は毎日何百人の履歴書を見て候補者をスカウトする仕事をしております。
スカウトされやすい職務経歴書には一定のパターンがありますので、今日はそのことを書いてみます。
分かりやすくするために、今回は、Webアプリケーション開発のエンジニアを例に書いてみます。
以下の3つのポイントが揃っていると、スカウトされる確率は一気に上がります。
1.経験したこと全てを記載する
2.得意なスキルをアピールする
3.今後自分のやってみたいことを主張する
1.経験したこと全てを記載する
候補者をスカウトする方は、通常、募集要項の「必須条件」に入っているキーワードにて検索をしています。
そこで、「Webアプリケーションの開発経験3年」とだけ書いていても、なかなか検索対象にはならないのです。
開発環境は、使用した言語、OS、DB、フレームワーク、などすべてを書いているか、確認してみましょう。
以下は参考ですが、ここまで書いて、仕事をお願いできそうかどうか、判断できます。
参考)doda履歴書テンプレートより
特にプロジェクト単位で書くと、3カ月毎で膨大な量になってしまうという場合は、多くてもA4で5枚程度の分量にしてください。
特に同じような環境、言語でいくつものプロジェクトが繰り返される場合、読み手の事も考えて、適度に纏めてください。
申し訳ないのですが、A4で10枚の履歴書は、疲れて読めません。
所属した企業毎に纏めて、経験のある言語などとして書けばよいのです。
2.得意なスキルをアピールする
色々な言語を使っていくつもの開発を行ったことが書いてあったとしても、研修レベルだったのか、チームメンバーをサポートできるくらいのスキルがあったのかについては、スカウトする方からすると全く分かりません。
なので、1.で書いていただいたプロジェクトの羅列の後に、そして、1のうち、自分が自信を持っているスキルについては、【得意な分野】などとしてアピールしてください。
これであなたは一気に「〇〇が得意なエンジニア」として、インプットされます。
もちろん、こう書くと、その仕事を廻される可能性大ですので、貴方が本当に自信があり即戦力として対応できるものを書いて下さい。
もちろん、まだそこまで自信を持てるものがない場合は、書かなくて良いですが、もしそのような分野があるのにそれが伝わっていないと、新人と同じレベルになってしまいます。本当にもったいない事ですので、アピールは大事です。
3.今後自分のやってみたいことを主張する
そして最後に、こちら、非常に重要です。
この内容については、自己PR欄で書いている人が多いのですが、「今後自分はこのようになっていきたいので、〇〇のスキルを積みたいです。」と、はっきり書いている方がいます。
これを書くか書かないかで、その方の人生が決まるといっていいほどです。ああ、この方は、ご自分のキャリアをこのように考えていらっしゃるので、未経験ではあるけれど、このお仕事で頑張ってくれるだろう、とか思わせる部分です。
Webアプリ開発でいうと、画面の動きなどを開発するフロントエンドという部分と画面では見えないバックエンドという部分があります。
「フロントエンドについては、今まで経験を積んだので、今後はバックエンドの経験が詰める職場を探しています」等、ご自分のキャリアの方向性を何かしら記載することは、非常に有効です。
逆にこれを書いていないと、この方は豊富なフロントエンドのご経験があるということで、フロントエンドの仕事のスカウトしか来ないのです。
自分のやりたい仕事を書く事によって、仕事を引き寄せることができ、かつやる気もアピールできるのです。
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以上、いかがでしたでしょうか。
今回はWeb開発の例で説明しましたが、他の職種でもやることは全く同じです。
職務経歴書を見なおすことにより、ご自身の望む仕事に一歩でも近づけますように。