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カジュアル面談に誘われたら ~面接との違いを知っていますか?~

こんにちは、しろふくです。
東京も梅雨入りしましたね。本当にアジサイが綺麗なこのごろです。

最近スカウトの話題が多くなっていますが、本日はスカウトの後に設定されることの多い「カジュアル面談」について書いてみようと思います。

1.カジュアル面談とは、面接との違い
2.カジュアル面談での注意点
3.カジュアル面談の後の流れ

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1.カジュアル面談とは、面接との違い

カジュアル面談とは、求人に応募するかどうかを決めていない状態で、転職希望者と企業がお互いを知る機会として設けられる、話し合いの機会です。
スカウトメールの際に、「よろしければカジュアル面談をしませんか」という風に、お誘いを受けられた方もいらっしゃるかと思います。

カジュアル面談と通常の面接の最大の違いは、カジュアル面談は「選考ではない」ことです。
そもそも応募するかどうかを決めていないので、話を聞いてみてから、やっぱり応募しません、となる場合も想定されているということです。

採用担当者からは、今回どのようなポジションを募集しており、〇〇のスキルや経験をお持ちの方を募集している、というお話をします。
もちろん、募集要項にも書いているのですが、募集の背景のより突っ込んだ部分であるとか、〇〇のスキルを持った人が社内に不足している、とか募集要項に書きにくい部分を口頭でお話させていただくこともあります。

そして、あなたの方からは、今までのご経歴内容と今回の募集に対する質問、あなた自身は次にどのような仕事を探しているかについて、採用担当者にお伝えいただければと思います。
募集中の求人内容とあなたのやりたいことが合ってないと早期離職につながりますし、募集した内容を完全に理解したうえで応募いただかないと、選考の時間と手間が双方にかかってしまいます。

カジュアル面談は、一般的には電話で行われることが多いですが、ZoomやSkypeで行われることもあります。

2.カジュアル面談での注意点

カジュアル面談の意味合いについては、ご理解いただけたと思います。
しかし、容易に想像できると思いますが、採用担当者は、カジュアル面談での評価シートというものを作成しています。
ここの評価が良くないと、実際には選考で落とされてしまうのです。

もちろん面接でないという前提なので、志望動機や前職を辞めた理由を1社1社について聞かれる訳ではないですが、お話の中で出てくる「前職への不満」「ネガティブな転職理由」などは、評価シートに書き込まれ、応募書類と共に選考に廻されます。

したがって、ここでは面接をされているという認識で臨んでください。
また面談の中で「弊社に対するイメージや印象」を聞かれる場合が多いです。
それは、あなたがどのくらいこの会社のことを、事前に調べているのかをチェックしています。

「今回調べてみて〇〇のことを初めて知りました」とか、「〇〇のビジネスもされていることは知りませんでした」とか、率直に答えて頂いてよいです。
しかしこれは事前に調べてないとできませんね。
そうです、会社のHPは一通り見ているのかを試されています。

また面談の中で何回も「質問はありませんか」と聞かれます。
採用担当者は、事前に採用部門の方から情報は得ているものの、すべての質問に答えてくれるほど、詳しくないのが一般的です。
しかし通常その場で分からないことは後日調べて連絡してもらえます。せっかくの機会ですので、募集要項に書かれていない不明点は、この場でクリアにしてください。

給与の話は普通ここで出ないですが、Linkedinなどの場合、年収の情報が不明なので、現年収を聞かれることがあります。これは実際に選考に進むことになっても、源泉徴収などで後々明らかになることですので、正直に答えてください。
また、福利厚生関係は面接では聞きにくいと思いますので、ここで聞いてもらって違和感はありません。

3.カジュアル面談の後の流れ

一般的には、その日のうちに、採用担当者より面談のお礼のメールが来ます。
「カジュアル面談を受けてみて、いかがでしょうか? もし選考に進みたいと思われた場合、応募書類を送って下さい」という文面になっているかと思います。

もちろんイメージしていた仕事内容と異なったり、自分の探している仕事ではないと感じる場合もあるでしょう。その時は応募しない旨を理由と共に伝えるのが一番丁寧ですが、最低限、時間を取って面談をして貰ったお礼は返信するのが良いでしょう。

もしあなたが面談を受けて、入りたい会社だと思った場合、お手持ちの履歴書と職務経歴書を添付してメールに返信すればよいのですが、せっかく面談を受けたのですから、応募書類をブラッシュアップしてから送信してください。

面談の中で、採用担当者が「今回こういう方に来て欲しい」という部分があったとします。その部分を強調できるように、スキルの優先順位を書き換えたり、過去の実績を加えたりできないか、考えてください。

また「こういうところがうちの会社の課題です」と包み隠さずお話いただけたりした場合も、それが貴方のスキルによって解決されると感じた場合、〇〇で貴社に貢献することができます、と付け加えるのです。

せっかく時間を取って得た有益な情報ですので、他の応募者と差別化できる情報を得ている訳です。最終面接までずっとついて廻る応募書類にはぜひ反映させてくださいね。


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