こんにちは、しろふくです。
あじざい、今いちばんきれいですね。雨の日が多い毎日ですが嬉しくなりますね。
さて、6月も終わりに近づき、コロナから通常に戻りつつある日常ですが、本日は最近の面接事情についてお話します。
1.基本はオンライン面接継続
2.コロナ後初めて対面の設定も
3.今後の予想
1.基本はオンライン面接継続
今年の2月末以降、職場で行われる面接はすべてオンラインで実施しておりました。
Teamsだったり、Skypeだったり、Zoomだったり。
中にはFaceTimeという場合もありました。
候補者の方には、リンクをお送りし、事前に音声と映像のテストをお願いし、かつ緊急連絡用の携帯電話番号を事前に候補者の方に頂いております。
しかし、もう100件以上の面接を実施していますが、本番の不具合で携帯電話に切り替えることは、私の入った面接では一度もありませんでした。
皆さん面接というだけあって、本当に準備は完璧に行って頂いております。
かつ、皆さんネクタイにスーツなどで、本番さながらの緊張感が伝わってきます。
交通費も移動時間も節約できるこのオンライン面接。個人的にはもっと前から広まってもよかったと思います。
コロナを境に一般的になり、地方の方でも応募しやすくなったり、就業後17:30~の面接などが可能となったことは、候補者にとってはとても良いことだと思います。
採用側にとってのメリットも大きく、対面では次に休みが取れる日を調整するので、来週まで待って下さい、ということなく、19:00~の面接などを設定しやすくなりました。今まで3回の面接に1カ月間かかっていたところ、10日間で済んでしまうということも起こっています。
オンライン面接での注意点はこちらです。
2.コロナ後初めて対面の設定も
そんな良い事しかないようなオンライン面接なのですが、人事担当者からは
「面接の部屋に入ってきたときの、その方の持つ空気感が分からない」
「面接の部屋まで案内する際のカジュアルな会話、お見送りの際に見せる本気度が分からず、若干不安」
という声があるのも事実です。
私が現在サポートしている人材会社では、先々週まですべての面接をオンラインにて設定し、内定も出しておりました。
しかし、先週コロナ後初めて、対面での面接での依頼がありました。
色々な職種がある中で、対面復活第1号の職種は、キャリアコンサルタントでした。
キャリアコンサルタントはお客様との対面が仕事の半分以上を占めます。現場の方からの「オンラインでは絶対に決められない」との強い要望があり、約4カ月ぶりに対面面接を設定しました。
また、その他の職種においても、「最終面接は対面で」という要望も複数の部署より頂いており、来週その設定をする予定です。
3.今後の予想
さて、少しずつコロナ前の状況に戻っていくのかと思われる日常ですが、今後の面接はどのようになっていくのでしょうか。
オンライン面接の方が応募は増え、かつ選考までの日程についても短縮できるということに、採用担当者はこの数カ月で実感したと思います。情報量が不足するというデメリットはありつつも、応募が増えている中、なかなか対面に戻すことにはならないと考えられます。
一方で、入社いただいた場合、何年も一緒に(最長定年までかも)いることになる方とは、合って直接話を聞きたいというニーズは理解できます。
個人的な感覚ですが、今後はすべての最終でない面接はオンラインで、最終面接のみ対面で、という会社が増えるのではないかと思います。二次が最終面接の場合は二次が対面となり、三次が最終面接の場合は三次のみ対面という具合です。
最終面接の面接者は、通常は部門の最終責任者となるため、実際には日々一緒に仕事をしないことが多いです。そこで今までオンラインでしか会えていなかった、上司や人事の方が、最終責任者の前にそれそれ時間を取って、お話することが多いような気がします。結果、最終面接の時間は長くなります。
よって、最終面接だけは、平日に候補者の方にお休みを取っていただき設定する流れになるでしょう。
でも候補者の方にとっても、転職先の職場の雰囲気を確認したり、上司と直接会って話をしたりすることは、入ってから違和感を感じるより、よっぽど安心できますよね。
そして会社に対面面接で伺った際は「もし可能なら職場を見せていただくことはできますか」と一言お願いしてみてください。快くOK頂けることでしょう。
オンラインの良さを生かしつつ、最後は対面というハイブリッド型の面接、今後のスタンダードな形になると思います。