こんにちは、しろふくです。
東京は雨模様の週末となりましたが、少し暑い日が続いておりましたのでほっと一息といったところです。
さて、本日は内定を貰った時の年収交渉について書いてみます。
1.年収交渉の基本姿勢
2.エージェント経由の場合
3.直接応募の場合
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1.年収交渉の基本姿勢
原則として、今回の転職活動に関する年収についてのスタンスを最後まで変えないことが大事です。
転職活動の初期に、今回の転職では「年収〇〇を目指す」「年収は現職以上であればよい」「今回下がっても良いので〇〇の職種を目指す」など、年収についてのスタンスを決めていると思いますが、そこを変えないということです。
最初は700万円を目標としていた方が、急に800万円を目標とすることになると、書面の記載や面接での応対など、かみ合わないことが出てきます。
オファーの段階になって、急に希望年収を上げる方がいらっしゃいますが、あまり印象の良いものではありません。
もしこれから転職活動される方で、年収に対するスタンスが決まっていなければ、まずは時間をかけてここを確定させてください。
2.エージェント経由の場合
エージェントに紹介いただいた会社で、選考も進み無事内定を頂いたのですが、希望する金額に一歩及びません。
そんな時、『そのことを伝えても良いのだろうか?そんな事をしたらせっかく出ている内定が取り消されるのでは?』と心配されるかもしれません。
元々企業側はあなたに入社して欲しいので、内定を出しております。ここまでコストをかけて選考してきたため、可能な範囲であなたの要望を受け入れ、入社いただきたいと思っています。
もちろん予算の関係で難しい場合もありますが、金額の交渉をしたからといって、結果として金額の変更がないかもしれませんが、内定が取り消されるということはありません。
またエージェントからは、年収スタンスについてヒアリングがあったと思います。希望年収に満たない場合は、そこまで上げる交渉をするのが、ここからのエージェントの仕事になります。
エージェント側も、年収が上がれば紹介料も上がるので、協力的かと思います。
エージェント経由の場合は、オファー面談(オファー内容についての詳細説明および福利厚生の説明)がある場合とない場合とありますが、オファー面談は内容についての確認・質問の場、そして年収交渉したい場合はその後にエージェントに要望を伝えるのが一般的です。
年収アップの交渉の場合、企業側からは、追加で希望年収の金額の根拠(現職での年収や手当の詳細など)を求められるかもしれません。提出書類の依頼があった際は、何らかの検討をしていただいている状況ということですので、早めに対応しましょう。
3.直接応募の場合
昨今はエージェントを返さず、企業から直接スカウトメールが来たり、自分でLinkedinで繋がったり、直接応募する機会もあるかと思います。
エージェントを介さない分、内定を頂いてからの給与の交渉は難しく感じるかもしれませんが、年収についてのスタンスを最後まで変えないという、基本的な考え方は同じです。
直接応募の場合、ほとんどの場合オファー提示後に、オファー面談が設定されます。現場責任者でなく人事担当者が対応することが一般的ですので、給与について交渉したい場合、オファー面談中に意思表示をするとよいです。
オファー面談で、給与、賞与、評価制度などの説明を聞いた後に、それでも金額について希望に満たないと思う際は、交渉してみましょう。
「この金額について交渉することは可能でしょうか」「今回の転職では給与を上げることも目的としており、具体的には・・・」「現職では来年管理職への昇格を打診されております」等、エージェントには直接言えても、人事担当者を前にして、なかなかその場で出てこない場合もありますので、オファー面談の前に論点を纏めておきましょう。
根拠書類の提出などを求められる場合があるのは、エージェント経由の場合と同様です。
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年収交渉をすること自体、マイナスになるものではありません。例えば現職で出ている住宅手当の部分がなくなるのでその部分考慮いただけないか等、人事担当者もそれは指摘があって当然と考えるものもあります。
後から聞かずに後悔するのであれば、たとえ希望が叶わなかったとしても、一旦確認してみましょう。せっかく内定を頂いた会社ですので、条件については納得してから入社したいものですね。