こんにちは、しろふくです。
今週末は久しぶりにお天気の良い週末でしたね。
さて本日は今私が苦戦している経理職について、書いてみようと思います。
1.経理職の転職市場状況
2.経理職のキャリアアップの方向性
1.経理職の転職市場状況
9月に入ってから、経理の3ポジションに人材が必要ということで、9月初旬より求人サイトをオープンしました。しかし、1週間過ぎ、2週間過ぎても応募がなく、本当にオープンできているのかなと心配になって確認もしました。
でもやはり応募がないだけで、オープンはされている模様。エージェントの方々に経理職の状況について確認したところ、現在、どうやら現在、経理のポジションに必要な人材を見つけることは至難の業になっているらしいのです。
現在、経理の即戦力をお持ちの候補者の方は、スカウトサイトから1名の候補者に対して、1日に100通以上のメールが届いたり、面接も10社以上平行して進めていたり、とにかく人材争奪戦となっているようです。コロナ前からの状況の変化に驚かされました。
このような状況になった理由として、コロナの影響により、各企業は経理職のポテンシャル採用を止めてしまい、現在は求人が即戦力の方を求めるもののみになっています。
また、在宅勤務の増加によりオンライン面接が普通になり、転職がしやすい環境になりました。それに加えて、経理職では、原価計算や海外子会社との連結など、内容を理解していれば会社が変わっても、業務内容はさほど変わりません。即戦力をお持ちの方が、少しでもよい待遇を求めて、転職される状況が加速しているようです。
2.経理におけるキャリアアップの方向性
もし現在あなたが経理職であれば、このようなスカウトメールが大量に届いているかもしれませんね。
これまで、経理部門で何年か同じ業務を繰り返してきたので、少し成長したいという方にはチャンスなのかもしれません。
でも、これらのスカウトメールに返信する前に、今の自分の立ち位置と今後進みたい方向について、一度よく考えてみることをお勧めします。
一旦スカウトメールに返事をしてしまうと、一次面接、最終面接とどんどん進んでしまい、年収も現職より上がったりするとそのまま内定承諾し、意図しない方向へ進んでしまうことがあるからです。
例えばですが、キャリアアップの方向性として、以下のようなものが考えられます。
・経理>財務
経理をひととおり対応できるようになったあと、財務も担当できるようになる。
・経理>経営企画
事業計画の立案、不採算事業の立て直し等、会社の経営面に関われるようになる。
・非上場企業>上場企業
上場企業で必要となる多くの書面に対応できるようになる。
・日系企業>グローバル企業、日系企業>外資
英語の使用のみでなく、各国の制度にも精通するレベルになる。
上記は、1つだけでなく組み合わせもあるでしょうし、これ以外にも、業界をいくつか経験し、アウトソース会社で専門性を高めたり、監査やコンサルタントとして活躍する、ITが強みの方は会計ソフトの導入など、DX化で貢献するなど、キャリアの方向性には色々なものが考えられます。
ここは、はやる気持ちを抑え、一旦方向性を十分考えてから、確定してからメールの返信を開始しましょう。方向性が決まってくると、メールを見る観点も違ってきますので、結果として無駄のない転職活動を進めることができます。
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さて、私の求人ですが、タイトルを分かりやすいものに変え、内容も興味を持っていただけるような単語をちりばめてみました。方向性があっている方に興味を持っていただけるように願っています。
今回は経理職での例を書きましたが、スカウトメールへの対応は、経理職でない場合も同じです。転職の方向性をまず決めた方が、効率的な転職活動ができます。これから活動を始める方、参考にしてください。