こんにちは、しろふくです。
もう今年もあと少し。紅葉が進んできましたね。
隔週で代々木公園で走っているのですが、今週末は綺麗だと思います。
さて本日は、今週あった少し悲しかった出来事について書こうと思います。
ある候補者が辞退されたのですが、採用担当者としてはもちろん悲しい状況ですが、皆さまにもお伝えしたいことがあります。
1.一般的に辞退が発生するケース
2.今回のケース
3.辞退される際の皆様へのお願い
1.一般的に辞退が発生するケース
昨今転職活動をされている方は、複数社を同時並行で進めるのが一般的になっています。よって、ご自身が入社すると決めた会社以外は辞退をすることになります。
採用担当者もそのことは十分承知のうえ、採用活動を行っておりますので、辞退をすること自体はよくあることで、複数社応募されているから当然発生するものと受け止めております。
通常よくあるのが、内定をいただけると嬉しい会社に複数応募し、A社とB社から内定を頂いたが、A社に入社を決めたので、B社を辞退するといったケースです。
年収や、仕事内容、面接官(上司になる方)の印象等、判断材料は沢山あると思いますが、貴方が判断して出した結論であれば、どのような結果でも尊重されるべきものです。
もしくは第一希望の会社が決まっており、その会社から内定を頂けたので、バックアップで受けていた他の会社を選考途中で辞退するケースもあります。
この2パターンについては通常よくある辞退のケースとなります。
2.今回のケース
今週発生したケースは後者に近いパターンで、選考途中での辞退となりました。
1次面接後のエージェントからのフィードバックが、「志望度が上がって現在第1志望」ということで、私もそれを信じきっていたかもしれません。
突然エージェントから、最終面接辞退のご連絡が面接の前日に届きました。別で受けていた会社より現職から200万円アップの内定があり、その企業で即決されたとの説明でした。
その方が転職先を決めるうえで大切にされていることとして、キャリアプランの実現を上げていたのですが、年収でのご判断された事に加え、かつ当社も同じレベルの金額での内定を予定していたのですが、それをお伝えすることも叶いませんでした。
3.辞退される際の皆様へのお願い
私の採用担当者としての読みが甘く、かつエージェントとの関係性もできていなかったと反省した次第なのですが、今回とても悲しかったのは、その方から何のメッセージも頂けなかったことです。
決まったのは他のエージェントを通じた企業とのことでしたが、せめて「今回辞退することになったこと」「今までの選考に対するお礼」については、エージェントを通じてご自身の言葉で伝えて欲しかったと思います。
先に述べたように、辞退すること自体何も悪いことではないのですが、そのタイミングやそこに至るまでに、書類選考や日程調整、面接のために時間を割いてくれた方々が多数存在しています。その方々に少しでも思いを馳せていただけると嬉しいです。
特にエージェントを使っている場合は、応募企業との直接のやりとりはできませんが、メールを送ればそれは転送されて、我々企業の採用担当者に届きます。
別に形式ばった御礼のメールを頂く必要はありません。メールの一文に「申し訳ありませんが」「ありがとうございました」の一言があればその気持ちは十分伝わります。
ご本人からの辞退のメールを読むときは、「当社ではなかったけれども新たな企業で決められたんだな、新たな環境で頑張って欲しいな」と応援する気持ちになりますが、そこに先の一言があると今までの苦労も少し忘れられるのです。
すみません、半分愚痴も入っていますが、採用担当者を代表しての皆様へのお願いです。どうぞよろしくお願いします。