しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

離職中で転職活動が長引いている方へ ~離職期間をリセットする新たなアプローチ~

こんにちは、しろふくです。
メリークリスマス。皆さんにいいことがありますように。
何もなければ自分で自分にご褒美を!

さて、前回は転職活動を来春に向けて始める方への注意点を書きましたが、今回は特に離職されていて、かつ離職期間が長引いている方に向けてのメッセージです。

1.離職期間についての採用担当者の見方
2.離職期間が長引いている方へ
3.離職中こそキャリアコンサルタントに相談を

1.離職期間についての採用担当者の見方

転職をするときは、即戦力を求めている企業が大半のこの時代、現職に今も関わっていることが非常に重要視されます。これが離職期間をあまり開けない方がよいとされる理由です。

これだけ転職が多くなり、仕事と平行して転職活動をするのが大半を占める中で、仕事をやめないと転職活動ができないというのはそれだけでリスクであり、そのような人物を雇うべきではない、と公言される人事の方もいます。

離職には色々な理由があり、長時間労働、上司のパワハラ、条件が提示されたものと違った、部門の閉鎖など、ご自身ではどうにもならない理由もありますので、一概に離職期間があるから、でなくその理由も確認して欲しいと思いますが、一般的に離職期間はマイナス、それも期間が長いほどマイナスと受け取る方が大半です。

3カ月程度なら離職期間がないと見なす場合もありますが、半年、1年になってくると、採用担当者の見る目はどんどん厳しくなり、書類選考はほぼ落ちる状況になってしまいます。

2.離職期間が長引いている方へ

では、離職期間がすでに半年、1年が経過している方は、この状況からどのように仕事を見つければ良いでしょうか。

・スキルの整理
まずは、今までのスキルを洗い出してみて、箇条書きにしてみます。
PCを使えることや、接客経験があること、他部署との調整を経験したこと、新人を教育した、マニュアルを作成した等、当たり前と思われることでも、今まで経験して習得したスキルを洗い出してみます。ISO取得の際の社内メンバだったとか、特許出願したとか、HPの更新をしたとか、周りができなくて貴方ができることを考えてみます。

そして、業界もお持ちのスキルの一部です。メーカーの経理をやっていた、化粧品の業界にいた、食品を扱う商社にいた、すべてその業界経験です。その業界に10年もいた方なら、知らず知らずのうちに、業界の慣習や業界用語なども習得されているかもしれません。

・正社員にこだわらずに探す
派遣社員やアルバイトでまずは上記でお持ちのスキルを活かせる職場を探してみませんか。1年間仕事から離れていると、人間仕事の感覚が鈍ってきます。さらに書類選考に落ち続けると自信もなくなってきます。まずは何らかの仕事に就くことで、離職期間をリセットし、仕事の感を取り戻すとともに、自信も取り戻ります。

そういう意味で紹介予定派遣もおすすめです。実際、子育てを終えた主婦の方は、紹介予定派遣で復帰される方も非常に多いです。

そして正社員を目指す方は、仕事をしながら転職活動をしても良いですし、現在は同一労働同一賃金ですので、給与や待遇は派遣社員でも正社員との待遇差は一昔前とは比べものにはなりません。IT職など一部では、派遣の方が年収が高いので派遣社員にこだわっている方もいらっしゃる状況です。

試しに派遣や契約社員、アルバイトや副業サイトで、先ほど整理したスキルでの仕事はないか探してみましょう。正社員にこだわらなければ、応募できる求人はぐっと増え、また年齢制限も緩和されます。

3.離職中こそキャリアコンサルタントに相談を

キャリアコンサルタントの利用については、前回の記事で紹介しました。

www.shirofuku.com

キャリアコンサルティングは、転職のためのもので、離職中の方は利用できないと思っている方がいますが、もちろんそんなことはありません。
むしろ、離職中の方こそ積極的に利用して欲しいと思います。

先ほどのスキルの整理などは、自分では当たり前と思っていることについては、ご自身でスキルと認識されていない方もいらっしゃいます。キャリアコンサルタントなど、業界の外にいる第三者と一緒にやった方が、隠れたスキルを見つけやすいです。

また、キャリアコンサルタントの資格を持っている方は、人事のバックグラウンドがあり、派遣や紹介予定派遣についても詳しい場合も多いです。

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離職期間は長かったけれども、上記の方法を試して、結果として新しい仕事や働き方を見つけて充実した毎日を送っている人もいらっしゃいます。
離職期間は長くても、仕事を見つける方法はあります。この年末年始に、今までとちょっと違ったアプローチでの転職活動をしてみませんか。