しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

転職活動の振り返り ~転職ケース別振り返りのポイント~

こんにちは、しろふくです。
ついにやってきましたGW。みなさんいかがお過ごしでしょうか。お正月、夏休みとは別に長い休みが取れるのは嬉しいことですよね。コロナも空けたのでなおさらです。

さて本日ですが、普段とれない長い休みを利用して、日々の転職活動を見なおしてみることの提案となります。

1.転職される方の3つのケース
2.ケース別振り返りのポイント

カウンセラーのイラスト

1.転職される方の3つのケース

中途採用の仕事をしながら感じるのは、転職活動をする方は大きく次の3つのケースのどれかに当てはまります。

1)転職確定締め切りありのケース
会社の倒産や事業の中止なので部門毎なくなるなど、転職を余儀なくされるケースです。外資系などに多く、〇月末までに決めたい等、実際に決まるかどうかは別として、締め切りを決めて活動されている方が大半です。

2)とにかく現職でないところへ就職したいケース
現職の残業が多い、ノルマがきつい、人間関係が辛いなどとにかく現職を続けることが難しいために、現職以外の職場が見つかれば転職を考えているケースです。なるべく早く転職したい希望はあるものの、具体的にいつまでとは決まっていない場合が多く、次の職が見つかり次第すぐに転職したい方が多いです。

3)スカウト返信からの想定外ケース
そこまで深く転職について考えていなかったけれども、何かのきっかけでスカウトメールを受け取ってしまい、そのまま転職活動となったケースです。転職意欲は高くないのですが、良いところがあれば話を聞いてみたいと思っている方が多く、転職時期などは決まっていません。

2.ケース別振り返りのポイント

ここでそれぞれのケース毎に振り返りのポイントを上げてみます。

1)転職確定締め切りありのケース

このケースでは、転職以外の選択肢がなく目的もはっきりしていることから、他のケースよりうまくゆくケースは多いです。ただし、年齢が高かったり、転職回数が多かったりするケースでは長期化するケースも多いことも事実です。1年以上転職活動をされている方は、使用しているデータベースやエージェント、一度キャリアコンサルタントの方にご相談することをお勧めします。

複数社のエージェントを利用しているけれども一向に紹介がないといった場合は、要求条件が厳しすぎて、どのエージェントからも紹介をあきらめられている可能性があるからです。この状況になってしまうと条件を変えない限り難しいのですが、ご自身ではなかなか気が付かない場合もあります。

キャリアコンサルタントは最近数が増えてきましたので、コロナ前よりも探しやすくなったと思います。具体的な探し方が分からない方はこちらの記事もどうぞ。

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2)とにかく現職でないところへ就職したいケース

このケースが一番長期化してしまうタイプです。次が見つかったら、ということで転職活動を続けられているのですが、結局見つからずにもう3年間も活動を続けている、という方もいます。この場合転職することが目的となっており、締め切りがないのでどうしても長引きがちです。

転職活動には日々の仕事もこなしつつ、次の仕事に向けての調査や書類作成など、相当のエネルギーが必要になってきます。これを何年もこなしている方は本当に大変だと思うのですが、ここでの振り返りとしては、「本当に転職する必要があるのか」という部分です。

現職に不満がありながらも転職活動を3年も続けている場合、少なくとも過酷な職場でありながらも3年続けられる知識や経験、メンタル耐性はお持ちということです。1日に1時間転職サイトを眺めている場合、その時間を現職に関する勉強や語学や資格取得、副業などにあてられないかと考えてみてください。成果を上げて他の部門から引き抜かれ異動がかなったり、そうこうしているうちに上司が異動したり、副業が成功して独立したり、色々な場面を見てきました。

転職が目的となっていて長期化している場合、一旦それ以外の選択肢がないかを振り返ってみることをおすすめします。

3)スカウト返信からの想定外ケース

こちらのケースの場合は、順調そのものという感じですが、魅力的なお誘いに他が見えなくなり、現職とよく比較しないまま転職して後悔する方もいらっしゃいます。この場合は現職の良いところが見えなくなりがちですので、転職することのメリット・デメリットを整理してください。

またスカウトが来るということはそれだけの市場価値をお持ちということですので、ぜひその会社だけでなく、同業他社の求人がないかも比較してください。特にとんとん拍子で内定が出てしまうと、1週間以内の判断を求められ、場合によってはオファー面談で口説かれて、頭の中は転職先のことで一杯になります。判断に迷う場合は受諾期限を延長しても通常問題はありませんので、判断する時間を十分にとることをお勧めします。

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転職のケース別に振り返りポイントを纏めてみました。振り返りが大事なのは転職活動も同じです。
2)3)のケースでもお一人で考えることが難しい場合は、キャリアコンサルタントへのご相談をお勧めします。最後はご自身で決めていただくことになるのですが、考え方へのアドバイスは貰えると思います。

振り返りでよい気づきがありますように。そして楽しいGWをお過ごしください。