しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

面接でのチェックポイント ~面接官は何をチェックしているのか~

こんにちは、しろふくです。
6月になりました。大好きなアジサイがすこしずつ咲いてきて嬉しいです。

さて本日ですが、あらためて面接に臨む際の心構えを書きます。
1カ月に15~20名くらいの方とお会いしているのですが、開始10分以内に合否が出ている場合もあり、面接のそれぞれの場面で何をチェックしているのかを、改めて考えてみました。

職務に対する知識や経験はその職種によって異なり、その部分は部門の面接官に任せますが、私が見ているのはそれ以外の部分、職種に関わらない共通の部分です。

1.開始5分間のチェックポイント
2.質疑応答のチェックポイント
3.逆質問のチェックポイント

1.開始5分間のチェックポイント

面接が始まってから、開始5分間で見ていることは以下です。

・挨拶ができるか
「本日は面接の機会をいただきありがとうございます。」この一言があるかないかで印象がかなり違います。「よろしくお願いします」は全員が言うのですが、面接官も人間ですので、感謝の気持ちは必ず伝えてください。

・笑顔か
 笑顔で相手に接しようとしている心遣いと、緊張感が感じられず自信がありそうな点で、笑顔の方はお会いした瞬間から得をしています。特に対顧客の業務のある方はこの点評価されます。これは満面の笑みでなくて良いので、普段から意識することでできるようになります。

・自己紹介が短いか
 面接官はすでに応募書類を見ていますので、プロフィールは分かっています。職務経歴書をそのまま読むだけは厳禁です。どういう風に今までのキャリアを要約し、伝えられるのかを見ていますので、短いほど評価されます。1分以内でお願いします。

・メモを持っているか
 対面はもちろんですが、オンラインでも手ぶらは禁物。候補者からの質問に答えていただく事も多いので、メモの用意は必須です。結果何もメモしないこともありますが、用意する意識が評価されます。

2.質疑応答のチェックポイント

・志望理由を考えているか
 「エージェントに紹介されて御社の事を知りました」でも全く構わないです。ですが、その後「Webサイトを拝見し、〇〇部分に興味を持ちました」も付け加えて欲しい。「企業理念に共感しました」よりもずっと刺さります。本当にこの会社、業務内容に興味を持っているのか、自分の言葉で話せるかを見ています。

・転職理由は妥当か
 「残業がきつすぎる」はOKですが、「人間関係」由来はNGです。本当に人間関係の場合もあるかもしれませんが、入社後に人間関係で辞められると困るからです。ただし残業についてもなぜ多くの残業が発生しているのかを説明できないと、能力が低いから時間がかかっているものと思われます。
 キャリアアップの場合は、何をアップしたいのかまで説明してください。漠然としたキャリアアップは「他に言えない理由がある」のかと感じさせるからです。

・苦労した経験と解決策がすぐ出るか
 苦労した経験、失敗談とそれをどのように解決したのかはよく聞かれるエピソードです。ここがさっと出てこないと失敗してない=経験を積んでいない、挑戦しない人に見られてしまうのでご注意ください。

・質問に対して簡潔に答えられるか
 質問を理解し、それに対する回答を瞬時に纏めるのはとても難しいため、欲しい回答が瞬時に得られた時の評価は高いです。ここで大事なのは相手の知りたい事に対してのみ答える事。それ以上に説明を始めてしまうと一気に興味を失ってしまいます。

3.逆質問のチェックポイント

・会社HPや求人票を読み込んでいるか
 すでに回答が公表されていることについて質問するのは、事前に調べていないことを証明するようなものです。時間がなければ面接を受ける部門の事だけでも良いので、HPは事前に見ておきます。

・福利厚生や年収面の質問でないか
 勤務地やリモートワークなどについての質問もしてよいですが、業務内容以外の年収や福利厚生などを聞かれると、かなりがっかりしてしまいます。これらはエージェントさんに聞けば分かりますので、そちら経由でお願いします。

・常識的な質問数か
 質問を10個くらい用意している方がいますが、3個くらいに留めるのが良いでしょう。聞けなかった質問は後ほどエージェントさんにメールで送れば回答が貰えます。

     ****************************

いかがでしたでしょうか。経験やスキルのチェック以外で、主に人事担当が見ているのはこのような部分です。次回以降の面接に、少しでも参考になれば幸いです。