こんにちは、しろふくです。
ここ数日東京は夏のような暑さなのですが、皆さんのところいかがでしたか?
熱中症には気をつけてくださいね。
さて、今日ですが、ご家族が転職活動することになるケースも多いと思いますので、ご家族として知っておきたいことを書いてみたいと思います。
1.転職の相談を受けたらまずすること
2.活動中に家族としてできること
3.内定が出てからすること
1.転職の相談を受けたらまずすること
転職の相談を受けたら、まずすることは何だと思いますか?
相手は相当の勇気を持ってこの話を切り出したはずです。まず相手に話してくれたことの感謝を伝えることです。
「えー!!何で今やめるの?」
「毎月のローンはどうするの?」
「あれだけ苦労して入った会社なのになぜ??」
様々なことが頭をよぎるかもしれないのですが、これらの言葉を発してしまうと、相手はそれ以上の話ができなくなってしまいます。そこは一旦飲み込んで、まずは相手の話を聞きましょう。
「話してくれてありがとう」で、まずは相手の話を聞くモードとなりますので、落ち着いて話を聞くのです。
悩んでいて夜も寝られないぐらい深刻な場合、精神科に一緒に行く方が良いです。相手は病院を探して予約することもできないかもしれませんので、一緒に行くことが必要です。
そうでない場合でも、何かしらの悩みを抱えていることが殆どなので、まずは相手から最大限の情報を引き出します。あまり自分の意見は入れずに、「うん」「それで」「そうだったのか」「つらかったね」など、承認や促しを入れつつ、ひたすら聞きます。
ひととおり話を終えたところで、また「話してくれてありがとう」です。
意を決して話をしてくれた相手に感謝して、「これからどうするか一緒に考えよう」で話を終えます。突然のことで、あなたも頭が一杯だと思いますし、まずはお茶を入れて冷静になるのが良いかもしれません。
2.活動中に家族としてできること
もしもうつ病なとの精神的なものだった場合、何よりも病気を治すことが優先されます。病院で家族が接する場合の注意点を教えてもらい、その通りに行動することです。
病気を治さないことには働くことはできないので、転職活動はそれからです。
そうでない場合、あとは見守るしかないです。これは本人が決めて行動していること。
相談があれば相談されると思いますので、その時はとことん付き合ってあげてください。でもそれ以外は干渉しないのが一番です。
一番良くないのが、相手が話してこないのに、こちらから状況について確認すること。
転職活動はすんなり次が決まる人というのは少なく、ほとんどの方はなかなか決まらず苦戦することが多いです。しかも大学受験などと違って先が見えないので、時間が長くなるほど追い詰められてしまいます。
そんな時に状況を確認されることは、かなり辛いもの。気になる気持ちは分かりますが、長い活動時間中、自宅ではせめて少しでも安心できるよう、追い詰めてはいけません。少しでも早く決めようと納得感のない転職活動をすると、短期離職に繋がってしまうからです。
3.内定が出てからすること
内定が出たら、通常受諾するまでの期間は1週間です。本人は嬉しくて舞い上がっているかもしれませんので、ここは冷静な目で見てあげてください。
一緒に確認すべきは、「年収」「勤務時間と働き方」「本人の意向と懸念点」です。
・年収
上がる場合は良いのですが、下がる場合もあると思います。かなり下がる場合は、何とかなりそうな範囲なのか、当面どうやって生活をしていけば良いのか、よく話し合ってください。場合によってはあなたがその分を補完する必要があるかもしれません。
・勤務時間と働き方
残業が増えたり、出勤時間がかなり早くなったり、今までと違う働き方になるかもしれませんので確認が必要です。単身赴任だったり、場合によってはご家庭ごと転居などあるかもしれません。受諾する前に確認必須です。
・本人の意向と懸念点
そして一番大事なのが、本人がこの仕事をどう考えているのか。若干不安でもチャレンジしようと思っているのか、とにかく仕事が見つかったので後がなく受諾するのか。
少しでも懸念点があるのなら、オファー面談を希望して、その懸念点を払拭してください。残業が発生すると聞いていたが、毎月80時間とは思わなかったと、入社後に発覚しても遅いです。少しでも不明な点があれば、確認してから入社しましょう。
****************************
ご家族のある場合、転職活動はご家族にも影響します。基本的に干渉せず見守るのが原則ですが、最後の決断は今後の家庭生活に影響してきますので、よくよく話合ってください。そして一旦ご決断されたら、お祝いと応援を。ご本人は新しい環境に慣れるまでに時間を要するもの、ご家族の暖かい見守りは何よりもありがたいものです。