しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

内定受諾後から入社日連絡までの流れ ~注意点とお勧め事項~

こんにちは、しろふくです。
今週は雪の地域もあったみたいで、本格的な冬が近づいて来ましたね。
皆さん体調の変化にはお気をつけください。

さて本日ですが、転職先が決まり、来月から新しい職場で働くという方もいるかもしれません。内定受諾したあとの手続きについても、気を付けることがありますので、本日はそれをお知らせします。

・現職に退職を伝える
・退職時に気を付けること
・転職先に入社日を伝える

現職に退職を伝える

選考も進んで内定通知を貰うと、周囲に伝えたくなる気持ちは分かりますが、ここは「労働条件通知書」を先方からいただき、その内容に同意するまでは厳禁です。

口頭で最終面接が合格になり、内定なので○○月より来て下さいと言う話をされるかもしれませんが、労働条件通知書を貰うまでは、その労働条件は明らかにされていないのです。必ず労働条件を書面で確認する必要があります。

労働条件通知書を貰ったら、求人票の内容に書かれている内容と照らし合わせ、少しでも疑問点があれば、メールで問い合わせをしてください。ここを電話でやってしまうと、証拠が残らないため、回答はメールで頂くようにしましょう。

疑問点に対する回答もクリアになり受諾したら、はじめて現職に退職を伝えることができます。職場の上長の時間を頂いて、円満退社のために「退職願」を書くのが通常ですが、ブラック企業など受理されない恐れがあれば最初から「退職届」を出しても良いと思います。退職代行会社を使うよりは、よっぽど誠実です。

退職時に気を付けること

上司のお時間をいただいたら、まず今までお世話になった上司にお礼を伝え、次の会社が決まっている事も同時に伝えます。引き留めに会ったりする可能性もありますが、就業規則に書いてある方法で(退職日より1カ月以上前に通知等)退職するのであれば、退職するのも従業員の権利なのです。

引き留めの例として、今度の4月に昇格させるとか、今まで聞いてもらえなかった異動の話をちらつかされたりする例もありますが、ここはきっぱりと、退職の意思が固いこと、しっかり後任に引継ぎをしたい旨を伝えます。

そして交渉の目的は退職日を確定させることです。内定受諾した会社は、いつ入社していただけるのかの連絡を待っています。この打ち合わせは1回では終わらない事もあるかもしれませんが、最後の仕事だと思って頑張りましょう。また、退職後も問い合わせがないように、引継ぎ資料も完璧に仕上げるのです。

そして、退職する旨の周知は、上司に判断を仰ぎましょう。一般的にはチームミーティングなどで上司から全員に伝えられたりします。それまでは個別に周囲に知らせるのはやめておきましょう。噂は一瞬で広まるため、上司より部門長が先に知っている等、あまりよろしくない事が起こると、仕事がやりにくくなるからです。

転職先に入社日を伝える

ようやく退職日が決まったら、内定を受諾した会社に伝えます。転職先の人事部門でも入社に向けて、パソコンや名刺の手配などが必要になりますので、退職日が確定したらすぐにお伝えしましょう。

そしてお勧めなのが、入社日を先方にお伝えする際に、入社前に勉強しておくことを聞いてみることです。1冊の本を読んでおくだけでも、入社後の立ち上がりが違ってきたりしますので、「おすすめの書籍があれば教えてください」とお願いしてみます。

一般的には、入社まで1~2カ月ある事が多く、入社までに余裕を持って勉強できます。
入社後はOJTで毎日メモを取ったり、人の顔と名前を覚えるので精一杯なので、じっくり専門書を読んだりする時間はあまり取れないものです。

基礎的な学習を終わらせてからOJTを受けると理解度が深まり、精神的にも楽です。ほんの少しの事ですが、スムーズな立ち上がりのために、試してみてください。