しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

転職活動中の異動について ~異動は社内転職、まずは前向きに受け入れを~

こんにちは、しろふくです。
東京の桜は見頃を過ぎましたが、風が吹くと舞う花びらもまた美しいです。

さて今月から異動され、環境や立場が変わったという方もいらっしゃると思います。
今日は転職活動中に異動の発令を貰った際の考え方について書いてみます。

1.異動はまず受け入れてみる
2.異動先へのキャッチアップ
3.再度活動開始する場合



1.異動はまず受け入れてみる

当然の発令と異動。正社員で入社した方は、避けられない事態ですね。引っ越しを伴うこともあるでしょう。ご家族をお持ちの方だど、お子さんの保育園や学校のリサーチや手続きなどさらにやることが増え、とても転職活動どころではありません。

だからといって、すぐに辞めると無職になる。無職になってからの転職活動は、非常に不利なのでお薦めしません。採用担当者からは「なぜ次が決まっていないのに会社を辞めたのか」について、追及されることになりますし、何より精神的に辛いものです。

引っ越し代も会社が負担するし、何より異動すると上司や同僚も変わる。さらには残業も少なくなるかもしれません。環境が変わると転職理由が解消されることもありますので、ここはチャンスと思って、まずは異動してみましょう。実際転職活動を途中で辞める方は、会社内での異動がきっかけの方も多いです。

異動は一種の転職と同じ。しかも社風が変わることなく給料も上がる場合もあるでしょうし、同じ場合もありますが、まず下がることはないです。発令を見て勢い余って退職願を出してしまう前に、よく考えてみてください。ひょっとしたらあなたが退職しそうなことを会社が知っているのかもしれません。でもここは環境を変えるチャンスです。

2.異動先へのキャッチアップ

異動して新しい部署に行くと、最初は新人に戻って仕事を覚えることからです。これは転職しても発生する事態ですが、まだ同じ会社の事なので、会社のルールなどは分かっています。純粋に業務内容のみ覚えればよいし、前の職場の方と飲みに行ったり愚痴も言えるわけです。これが転職先だとそうはいきません。

新しい仕事を覚えることで、あなたは何らかのスキルアップを実現しています。自分の求める職種でないかもしれませんが、これで職務経歴書の活かせる経験の欄に、また1つできることが追加されるのです。

新しい職場での人間関係も1から構築することになるでしょう。職場が変わると在籍するのみでなく、協業する関係部署や取引先も変わるでしょう。新しい職場で尊敬できる方を見つけて、転職活動を辞めた方もいます。環境の変化は人の行動を変えるきっかけになるものです。

3.再度活動開始する場合

異動の前と後は、引継ぎや新しい環境に慣れるのに精いっぱいだと思います。エージェントを使っている方は、異動となったので活動をしばらく中止し、落ち着いてからまた連絡する旨を伝えます。

そして新しい職場の仕事にも慣れて、2~3カ月たったころ、それでもやはり転職活動をしたいと思う場合は、そこから活動を始めます。前の職場と繁忙期や残業時間などが異なる場合は、活動スケジュールの立て直しから始めます。転職目標時期と週の活動時間、1日の活動時間を決めます。

リモートワークできる職場なのか、フレックスタイム制度があるか、有休は取りやすいのかなどによっても、活動できる時間などが変わります。エージェントには基本電話は取れませんとか、メールできるのは何時ごろとか、改めて伝えましょう。

そして職務経歴書の今の職場での業務内容や活かせるスキル欄なども修正します。場合によっては履歴書の住所変更のある方もいるでしょう。一般的には何らかの応募書類の修正がここで必要となりますので、書類のアップデートもお忘れなく。

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会社員にとって異動はつきもの。でもこれはチャンスでもあるので、一旦受け入れて様子を見ることをお勧めします。早まってはいけないことを覚えておいてくださいね。