しろふくの転職応援ブログ

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転職エージェントとの付き合い方 ~よくある質問に答えます~

こんにちは、しろふくです。
桜も終わって若葉が美しい季節。今度はつつじが見頃ですね。

さて本日ですが、今週エージェント(紹介会社)さんとのつきあい方について、質問を受けたのでその回答の共有となります。一度ではない質問内容なので、同じ疑問を持たれている方も多いのかと思って記事にしてみました。

1.エージェントはなぜ電話が好きなのか
2.エージェントには正直に話をすべきか
3.エージェントを変える場合

1.エージェントはなぜ電話が好きなのか

「なぜメールで済むような話なのに、電話をかけてくるのか」については、私も本当に疑問でした。メールを送れば1分で済む話を30分取られてしまうのです。面接結果について知りたいだけなのに、なぜ電話で話をしなければならないのか。

エージェントは会社にもよりますが、成果が自分の給与に反映されるところがほとんどです。彼らはあなたの他にも多くの方を支援していて、月に何名かさらに言えば数百万の成果を出さなくてはならないのです。そして支援している方を入社まで導く必要があります。

メールだとこの方が面接を受けてどのように感じているのか、好意的なのかどんな懸念点があるのか、懸念点があればそれを解消させないと入社に至らないので、その懸念点を解消する材料を準備しなければなりません。イメージと違う場合は入社後の早期退職となってしまい、違約金を支払うことにもなりかねないのです。

メールだと懸念点までを詳細に報告してくれる方は少なく、最終面接を突破しオファーとなっても、最後に「海外転勤もあるらしく心配なので」の一言で辞退となるかもしれません。そのような懸念を早い段階から共有し、企業側へ伝えることで「実際の海外転勤は本人希望による」などの情報を引き出し、懸念点を潰していくのです。

2.エージェントには正直に話をすべきか

さて、こちらもよく質問されることですが、ここまでお読みいただいたあなたは、もう回答はお分かりかと思います。

エージェントには本音ベースで話をするべきなのです。評価しているポイントや懸念点などをしっかり共有すると、貴方の分身となってあなたに会う企業を探して貰えます。

今進んでいる会社がとても良いのだけれど、残念ながら最終面接で落ちてしまったとします。エージェントは年中企業とやりとりをする中で、企業のカラーやどんな方がこの会社に合うのかが分かります。さらには会社の中の部門の温度差まで、知り尽くしている方もいます。

あなたのご意向を深く共有しておくことで、「このような求人がありますがどうでしょうか」と新規求人が出てきたときに、向こうからお知らせが来るのです。これこそエージェントを使う良い点です。

さらには年収交渉についても彼らは本気です。自分の成果に直結するためノウハウを駆使し、少しでも上げようと最大限の努力をして貰えます。希望する年収は早めに伝えておきましょう。年収も求人を紹介してもらうには重要な要素だからです。

年収でなくて今回は働き方が大切という場合も同様です。リモートワークや出張がないここと、子育てに理解がある職場など、何を重視して求人を探して欲しいのか、転職の軸をしっかり共有すればするほど、よい求人を紹介していただけるのです。

3.エージェントを変える場合

ここまで理想的なエージェントとの関係を書いてきましたが、実際にはそうでないエージェントが存在するのもまた事実です。

希望の条件を伝えたのに、全く希望していない職種やエリアの求人を紹介してくるケースや、そもそもメールで連絡しても何日も回答がない方もいると聞きます。良いエージェントは、条件に該当する求人がない場合は、無い旨を即答し、どの条件が厳しすぎるのか、どの条件を緩和すると案件が紹介できるのかを逆提案してきます。

もし、そのような相談にも乗ってもらえなかったりした場合は、私ならエージェントを変えます。そもそもエージェントは1社だけに限定する必要はありませんし、複数社を使ってみて、この人は信用できると思われる数人に絞るのが良い利用の仕方です。

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私もエージェントを利用したことがありますが、今思えば本音で話が出来てなかったような気がします。同じ目標に向かって活動しているのだから、あなたとエージェントはチームなのです。会社と同じです。情報共有して達成感も共有しましょう。