しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

転職理由は納得感があるかどうか ~面接での深堀りに耐えうるものを~

こんにちは、しろふくです。
昨日は雨の中マラソン大会のスタッフでしたが、想定より欠席が少なく皆さん雨にも負けず楽しんでいただけて良かったです!

さて、今日は書類選考や面接の中で「転職理由」について、気になることが多いので、記事にしてみました。ここは転職活動でもとても重要な部分です。

1.書類選考における転職理由
2.面接における転職理由

面接を受けている女性のイラスト

1.書類選考における転職理由

みなさん転職理由って応募書類に書いていますか?エージェントによっては、書かないように指導しているところもあるくらい、ご自身で書いていらっしゃる方は少ないです。エージェント経由での応募の場合、推薦状に転職理由を書く会社が多く、その内容が違っていても困るからでしょう。でも私は応募書類に書く方が良いと思います。転職理由が分からない人を企業は採用したくないからです。

さて、採用側は転職理由が本音と建前とあるのは百も承知です。「上司がパワハラで」とか「周囲が冷たい」など、そのまま書けないですからね。それに書いたとしても、新しい職場ではもっとひどいパワハラ上司がいるかもしれないし、もっと冷たい人間関係かもしれないのです。そのリスクを分かっていないと思われるし、最悪貴方の方にも問題があるのではないかと思われてしまうのです。

でもそのまま書ける内容のものもあります。
「職場で異動になったのだけれど、家から通っており通勤に2時間かかる。子供の送迎が妻に頼らざるを得ない状況となっており、もっと近くで働ける仕事を探している」
「残業が80時間越えの状況がここ半年続いているが、業績的にも雇用を増やせる状況ではないとのことで、この先も残業時間の改善は見込めない」
こういった内容は、そのまま書けます。書類選考官も『この状況なら転職しか選択肢ががないよね』と思う訳です。書類選考における転職理由では、選考官を納得させ、この人に会いたいと思わせることが大事です。ここでのキーワードは「納得感」です。

では、先のそのまま書けない転職理由の場合、どうすれば良いでしょうか。納得感のある、そうでないものに置き換えることを考えてみましょう。
「退職者が続いており職場の士気が下がっている」「業績が悪く新規の開発もなくスキルアップが望めない」なと、思い当たるものはありませんか。転職する理由は1つだけではないはず。より納得感のあるものに置き換えるのです。

2.面接における転職理由

面接でも、転職理由はほぼ100%聞かれます。聞かれた際に答えた内容と、応募書類に書かれた理由は一致してなければなりません。面接前に応募書類を確認するのは基本中の基本です。

そして面接官は通常その転職理由について『深堀り』してきます。先の例であれば、「なぜ退職者が続いているのでしょうか」「あなたが状況を改善させるために何か行ったことはありますか」「社内異動はできないのでしょうか、上司と掛け合ってみましたか」「どのようなスキルアップを希望されているのですか、キャリアプランを教えてください」等々。このやりとりが2-3往復続きますので、転職理由を置き換えた場合、ここに耐えられるだけの準備が必要です。

この段階で撃沈されると、かなり取り繕っていることが明らかになり、その後の違う質問に対しても、うまく答えられなくなる方が多いです。転職理由はかなり早い段階で聞かれますので、ここをうまく乗りきることは、面接上かなり重要なのです。

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先週は転職理由をうまく答えられない方が、連続で出てしまいました。応募書類作成の段階から、面接で聞かれたらどのように伝えるかを想像して作成すると良いです。気になった方は、今すぐ転職理由を確認してみてくださいね。