しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

転職の主人公は誰か ~自分の人生は自分で決められる準備を~

こんにちは、しろふくです。
ようやく朝晩は涼しい日もあり、秋の気配を感じるようになりました。

今回は、いきなり重いタイトルとなりますが、最近実際にあったご家族を巻き込んだ転職活動の事例をご紹介します。皆さんにも考えて欲しいです。

1.条件と希望がぴったりだったIさん
2.オファー後に起こったこと
3.転職の主人公とは

子供を心配する年老いた母親

1.条件と希望がぴったりだったIさん

30代前半のIさんは、奥様もフルタイムでお仕事をされていて、お子さんの出産を控えていらっしゃいました。そこで育児に関しては、奥様の実家の近くでサポートを受けようと思い、奥様の実家の近くに引っ越す予定で、転職活動を始めました。

実際このような転職理由の方は増えてきており、私自身今年に入ってから複数件も遭遇しています。

Iさんのご経験内容は、求人の要件を十分以上に満たしており、またそれはIさんの今後挑戦したいこととも合致していました。そのため1次面接、最終面接とも難なく通過され、オファーもご希望額以上のものをお出しできました。

なかなか難しい求人で、半年ほど探し続けていたので、募集部門もやっとこの方で入社いただけると、受諾を心待ちにしていたのです。

2.オファー後に起こったこと

オファーしてから1週間。実は翌日にはご連絡いただけるかと思っていたのですが、なかなかエージェントからも状況の連絡がなく、「確認できたらご連絡します」の一点張り。通常は、ご質問や職場見学、オファー面談の希望をいただいたりするのですが、何の連絡もなく、受諾期限の延長の依頼もありません。

その後、ようやく連絡の取れたエージェントから「ご家族で揉めている」との情報がありました。通常は奥様が年収が不満なため辞退するケースが多いのですが、今回はそれは事前に確認済みとのことでしたので、少し違和感がありました。

それからまもなく辞退のご連絡があったのですが、なんと実家のご両親の反対があったとのこと。奥様の実家近くに新居を構え、仕事まで変えてしまうことに対して同意が得られなかったとのこと。新卒、第二新卒ではよく出てくるご両親の反対ですが、この年齢にして遭遇するとは思ってもみませんでした。

3.転職の主人公とは

ご家族を優先するか、自分の人生を優先するか、いろいろ考え方はあると思いますが、この方の場合、今後も両親のご意見を聞くような気がします。このままだと、両親が亡くなるまで転職できないという可能性もあります。

自分の意志だけで転職活動を進められないと感じる方は、最後の最後にご家族の反対にあわないよう、早めに同意を取ることが大事です。十分に理解が得られた状況で転職活動を始めないと、ご自身が疲弊するのみだからです。今時点でまだ理解が得られていないと思われる方は、これを真っ先に取り組んでください。

もしこれをお読みいただいているご両親世代の方がいましたら、お子さんが学校を卒業して自分で稼げる状態であれば、やりたいようにやらせてあげてください。自分で会社を選んで働いてみる。その会社を選ぶ能力や、自分で責任を取るということも、失敗しつつ学んでいくものです。これからは、そういう能力がないと生き残れない時代です。

人生の大先輩としていろいろ意見があると思うのですが、転職前の相談を受けた場合、ご意見でなく注意点のみ伝えてあげてください。それは内定受諾時の判断材料になると思います。そして最終判断はお子さんに任せてください。そうでないと、この先一生「あの時反対されたから」となってしまいます。どうぞよろしくお願いします。