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これから適性検査を受ける方へ ~企業によって異なる扱いと注意点~

こんにちは、しろふくです。
早いところでは梅雨入りしたようですが、まだ東京は晴れてます。今週末布団一式変えなきゃです。

さて本日の記事は、適性検査についてです。今まで複数の会社でのキャリア採用を経験しましたが、適性検査についての扱いはそれぞれ異なりました。今から受験する方のための情報提供です。

1.適性検査とは
2.キャリア採用における適正検査の扱い
3.今から受ける方気をつけて欲しいこと

1.適性検査とは

適性検査とは、応募頂いた方の能力や人柄、性格を確認するためのテストです。一般的に「能力検査」と「性格検査」があります。能力検査では言語能力や計算力を測り、性格検査ではパーソナリティや行動特性を測ります。

企業は適性検査の会社が販売するものを使用していますが、最も有名なのはリクルートマネジメントソリューションズ社の「SPI3」です。今や適性検査の代名詞となっています。

企業において紙で実施するもの、テストセンターで実施するもの、オンラインで実施するものなど形態は色々ありますが、コロナを経て現在はオンラインの実施が主流かもしれません。しかしいわゆる替え玉受験への懸念から、中小企業においては紙での実施も多いかと思います。

キャリア採用においては、一般的には書類選考の後に実施されます。
オンライン実施の場合だと、書類選考合格者に対し、URLとログイン用IDとパスワードがメールで送られてきて、「URLにログインして、〇月〇日までに実施してください」と言われることが多いです。

2.キャリア採用における適正検査の扱い

注意すべきは、この適性検査の扱いが企業によって全く異なることです。
大きく分けて以下の2種類の扱いがあります。

1)通過必須型

この適性検査に合格しなければ、面接に進めないとしている企業です。「能力検査」と「性格検査」にそれぞれ合格点がある場合、「能力検査」のみに合格点がある場合、両方のパターンがあります。

例えばSPIの場合、能力検査には「言語」「非言語」という分類があり、それぞれが偏差値50を超えていないといけないとか、どちらかが超えていれば良いとか、合格点があります。またこれも会社で統一されている場合や、ポジションによって異なる場合もあります。

また性格検査で合格点をつけている会社もあります。SPIの場合、職務への適性は「対人折衝」「スピーディ」「プレッシャー」などの指標が1から5の数字で結果として現れますが、特定の項目で1だったり、1の数の合計で判断する会社もあります。

2)参考型

この適性検査の結果はあくまで参考で、後の面接内容を含めて結果を決めるというものです。よって合格点等はありません。

このパターンの会社は、面接前に適性検査結果を確認し、この部分が大丈夫なのか面接で質問をして確認する、といった使われ方が多いです。

3.今から受ける方気をつけて欲しいこと

キャリア採用で何社も同時並行して進めている方は、同じ試験を何回も受ける事になっているかもしれません。これから受ける際には以下お気をつけください。

・どちらのパターンなのかを事前に認識すること

特に参考型の場合は、合格の点数がないため、気軽に受けられるかと思います。しかし、参考型の会社を数社受けた後、通過必須型の会社を同じ気持ちで受けると、そこだけ落ちてしまう可能性があるので、注意してください。

受検前にこれから受ける適性検査は、どちらのパターンなのかをご確認ください。さらにエージェント経由の場合は、通過必須型での合格基準や合格率なども知っている場合がありますので、事前に確認しておきます。

・性格診断はあまり極端につけないこと

一般的なアンケートの回答でも良くあることですが、すべての回答に平均的な回答をする方と、当てはまる・当てはまらないを極端に付ける方がいます。そうすると5も増えるのですが、1も増えてしまいます。1の数で判断している企業には、ここで落ちることがあるのです。

能力検査の点数が非常に高いにもかかわらず不合格になっている方は、性格検査でこのパターンの方が多いです。自分に厳しすぎる方、このケースは本当に勿体ないので、あまり極端な回答は控えるようにしましょう。

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以上、適性検査についての注意点でした。これから受検する方に少しでも役立てばと思います。全力で頑張ってください!

過去の参考記事も貼っておきます。よろしければご参考に。

www.shirofuku.com

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