こんにちは、しろふくです。
山の日から夏休みという方も多いのではないでしょうか。台風も近づいてきておりますが、被害が少ないことを祈っています。
さて、先日は今年中の転職を目指す方のために、夏休みにやるべきことについて書きました。少しずつ進めている方もいらっしゃるかと思います。
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このうち、一番時間がかかると書いた最初の部分(1.転職活動をするのか決める)、ここで苦戦している方のために考え方のヒントをお伝えします。
1.キャリアプラン作成の重要性
2.今の仕事を基準に、業界・職種について考える
3.現職の会社でキャリアプランを実現できるか
1.キャリアプラン作成の重要性
会社の規模や人材育成の方針にもよりますが、一般的に大企業では職種も多く、企業内で色々なスキルを見につけていくことも可能です。総合職で入社した方は、ご自身の希望がどこまで叶うかは別として、一般的に3~5年程度での人事異動が発生し、強制的なキャリアアップがされます。
一方、中小企業においては、少ない人数で仕事を廻していく必要があり、基本的に一旦身に付けたスキルは同じ部門で長く活用頂き、本人が希望しない限り異動がないというような会社もたくさんあります。極端ですが、誰かが退職しない限り、定年まで同じ仕事をやり続けるという会社もあるのです。
昭和の時代は、一度入社した会社は定年まで勤めあげる=会社はその方の適性を見極めて最適な部門への異動を考え、定年までのキャリアプランに責任を持つ、という風潮がありましたが、政府がリスキリングからの転職を推奨する時代になりました。
今は個人個人が今後どのような職業人生にしたいのかを考え、どのように実現するのかも自分で考えなければなりません。一度就職した後も、外資系企業との合併や事業部の売却など、定年まで雇用が守られる時代は残念ながら終わってしまいました。
これからの時代を生きていくには、今後ご自身がどのようなスキルで食べていくのか>そのためには何歳までに〇〇のスキルを身に付ける必要がある>そのために今やることは何か、といったキャリアプランを自分で作成する必要があります。
2.今の仕事を基準に、業界・職種について考える
キャリアプランの作成などというと、自分探しの旅に出てしまう方もいますが、それをやっていると夏休みがすぐ終わってしまいますね(笑)
皆さん高校や大学での就職活動を通じて現在何らかの今お給料をもらっている仕事がある訳ですので、その分野では皆さんプロフェッショナルなのです。よってまずはその仕事を基準に考えていきます。離職中の方は直近の仕事で考えてください。
業界や職種は色々だと思いますが、現在やっている仕事を基準として、新しいスキルの身に付け方として、今後どの方向にスキルアップをしていくのか、そこがキャリアプランを考えるうえでの重要なポイントとなります。
1)業界・職種とも変えない:今の仕事にまだ満足しておらずまだまだスキルアップの余地があったり、今の仕事が非常に自分にフィットしており、この先もずっとこのまま指導者のレベルまで続けたい、といったパターンです。
2)業界のみ変える:今お持ちのスキルを、新たに別の業界で生かしたいなど、営業やコーポレート系の職種でこのパターンが多いです。業界特有の商習慣や法律、商材を覚える必要がありますが、そこを乗り切ればスキルが活かせます。
3)職種のみ変える:その職種に必要なスキルを一から勉強する必要がありますが、人脈などを利用できるケースも多いです。今まで仕事上で関係のあった職種であれば、どのような業務内容なのかは凡そ予想ができ、挑戦できるかどうかも分かるかと思います。
4)業界・職種とも変える:医療業界以外の仕事につきたい、定年を機にやりたかったあの仕事に挑戦したいとか、このパターンの転職希望も一定数ありますが、ゼロからのスタートなので立ち上がりが難しく、一般的に給与も大幅に下がります。
3.現職の会社でキャリアプランを実現できるか
スキルアップの方向性について整理しましたが、すでに知識も人脈もある現職の会社でこれが実現できるのであればそれを優先し、もしそれが難しい場合は最終的に転職という手段が残ります。
1)業界・職種とも変えない:今の会社でチャンスがあるのであれば、そのまま管理職レベルまでいく選択肢もあるかもしれませんが、会社自体に問題があるのであれば転職は選択肢となります。転職するとなった場合は、競業避止の問題が発生する場合もあるかもしれませんが、スキルも知識も活かせるため、転職のハードルは一番低いです。
2)業界のみ変える:職種経験者であるため、1)の次に求人への応募もしやすいです。業界が似ていれば似ているほどよく、自動車メーカーから家電メーカーへ、などは実際よくある応募です。
3)職種のみ変える:社内公募の選択肢があるのであれば、まずはこれを検討してみましょう。異動時期が近いのであれば、上司に相談するという手もあります。せっかく築いた社内人脈ですので、社内で実現できればそれに越したことはありませんね。一般的な社内異動はこの3)のために実施されています。
転職になった場合は、未経験者OKの求人に応募することになりますので、経験者優先となり、少々時間がかかる場合があります。
4)業界・職種とも変える:こちらは転職そのものが非常に難しいのは、想像できることと思います。同じ求人に応募しても経験者が先に面接に進めるため、書類選考で落ちる場合が殆どで、一般的に給与も大幅に下がります。
それでもよくよく検討されたうえ、この選択肢を選ぶという場合は、一旦2)か3)を間に入れてからこのステージに進む方が、結果的に早く実現することもあります。
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本日は転職そのものについて考えている方のために、キャリアプランの考え方のヒントをご紹介しました。まだキャリアアップの方向性が定まっていない場合は、転職を考えるのは少し早いのかもしれません。まずは現職で今後の方向性が決まるまで頑張ってみると決めることも重要な決断です。時間のあるこの時期に良い決断ができますように。