しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

キャリアプランも確認を! ~転職してからも長く働くために~

こんにちは、しろふくです。
東京の桜は見頃過ぎてしまいましたが、桜吹雪は私のお気に入り!今週末も出かける気まんまんです。皆さんの地域でも楽しめるといいですね。

さて本日ですが、転職時は応募する求人のみに目が行きがちですが、その後のキャリアも考えたいという話をします。

1.転職してからの異動について
2.キャリアプランについても質問してみる
3.理想的なキャリアプラン例

1.転職してからの異動について

正社員での雇用であれば、異動はつきものなのが日本企業ですが、これとても不安なものですよね。キャリア採用の場合、まず3年~5年は採用された部門で採用された職種で働くのが通常ですが、サラリーマン人生、その先はどうなるのか分からないというのが今までの日本企業でした。

異動がいやなのであれば、初めから外資に行けという話なのでしょうが、大学生がそこまで考えて就職活動するのは難しいでしょう。実際私も、とにかくどこでもいいので就職できれば状態、入ってからの異動のことなど入るまで気にもしていませんでした。

しかし、実際には大企業は3~5年に一度、異動はやってきます。どこへ行くかは結構どきどきもので、全国規模の会社だと東京と地方の支店を行ったり来たり、家族と分かれて一人で働くかどうかなど、人生そのものにも影響する決断を迫られたりします。

逆に中小企業の場合は、一度入ったら同じ職種を10年、20年、定年まで同じ仕事という場合もあります。そして転勤がないので一生同じ職場で、人生設計も立てやすいので、最初から中小企業を選ぶという方もいます。同様に派遣社員を選択する方もいます。

私は大企業、中小企業の両方を体験しましたが、中小企業だと基本異動がなく、業務にはどんどん慣れてくるのですが、自分で努力しないとキャリアアップしない怖さも同時に感じました。大企業では異動することで定期的にキャリアアップされていたのです。

2.キャリアプランについても質問してみる

そんな経験をしてきた私ですが、基本的に大企業での異動はある日突然やってきました。エンジニアをやっていたら次はマーケティングだとか、マーケティングをやっていたら次は知財だとか、それに慣れてしまっていたので、自分のやりたいことは何かを考えることを放棄していました。

与えられた仕事をして給料を貰うということを当然と思っていて、恥ずかしながら、採用の仕事に出会ってはじめて「キャリアプラン」を真面目に考えたのです。年に一度会社に提出するシートにその手のものがあったかもしれないですが、知財など一度も書いたことがなく、正直真面目に考えたことは一度もなかったです。

しかし時代は変わり、日本も大転職時代に入りました。これからは本人の意向も考えて異動が行われる時代になると思います。そうしないとせっかく獲得した人材が辞めてしまうからです。

新しい会社に転職を考える際は、応募職種でしばらく働いたあと、その先キャリア入社した方がどのような仕事をされているのかを聞いてみましょう。最近は想定されるキャリアプランとして、既に求人票に記載されていることもあります。

もし書かれていない場合は、「この仕事をした後、どんなキャリアプランが想定されますか」と面接の際に聞けばよいです。具体的にイメージしているキャリアプランがあるのなら「海外赴任の可能性はありますか」「生産技術から開発へ行った例はありますか」など、どんどん聞いてみましょう。

3.理想的なキャリアプラン例

今まで色々な会社の採用活動に関わってきましたが、一番良かったと思う会社の例を紹介します。

この会社では1つの職場では5年以内に必ず異動すると、入社時に社員に周知をし、自分で次にどこに行きたいのかを働きながら考えてもらいます。そして、自分で次にどこに行きたいのかを上司と話し合って決めていきます。それを叶えるのが上司の仕事。異動先と調整し、時には4年だったり、6年だったりすることもありますが、基本的にやりたい仕事に異動させることが普通になっているのです。

結果として社内で希望のキャリアプランが実現できるため、離職率が非常に低い会社でした。自分の選択でキャリアを積み上げてきたからか、皆さん自分の仕事に誇りを持って活き活きと仕事をされていました。

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転職活動時には、目先の3~5年に目を奪われがちですが、今は60~70歳まで働くのが標準になりつつあります。その先の長い仕事人生にはどんな選択肢があるのかも併せて聞いてみると、その会社で長く働けるのかが分かります。どうぞお試しを。