こんにちは、しろふくです。
先週末は出版記念旅行として勝手に台湾に行きお休みしました。2回目の今回は登山や地下トンネルや美術館など1回目と違う楽しみ方ができました。安心して楽しめる台湾、おススメです。
さて、本日ですが、お悩みの方も多い、エージェントについて書いてみます。
１．エージェントの仕事
２．なぜエージェント探しは難しいのか
３．自分でもできる転職活動
１．エージェントの仕事
転職エージェント、すでにお使いの方も多いと思いますが、まだお使いでない方のために簡単にご紹介します。
エージェント（＝人材紹介会社）は、企業に求職者を紹介し、１名入社するごとに利益を得ます。年収の30～35％を請求するというところが多いです。エージェントの方個人としては、ひと月に何名とか何万だとかの売り上げ目標を持ち、日々活動されています。
企業に対しては求人の詳細は理解を求められ、その会社を代表して企業の特徴などを求職者の方に紹介しなければなりません。多い方は一人で何社も担当され、1社数10件の求人のすべてを頭にたたき込み、企業毎に異なる選考方法を求職者にご案内し、面接で聞かれるポイント、福利厚生などをすべて把握している訳です。
人材業界の商社とも言えるこの仕事、扱っているのは商品ではなく人材ですのでただ商品を希望する企業に売れば良いというものでなく、求職者側の希望に沿った求人や企業を紹介してマッチングするのです。求職者には給与やキャリアプランなどのこだわりがあり、叶えたい未来があるのですが、企業側にも風土が異なり、自社に合う方を紹介して欲しいという要望があり、ここを合わせるのが難しいのです。
しかしこれがぴったり合ったときのやりがいは何事にも代えがたく、またその方が入社してから活躍しているなどと聞くと、その喜びは何倍にもなるのです。人材業界が長い方は皆さんこの部分が共通しています。
２．なぜエージェント探しは難しいのか
さて、そのようなエージェントなのですが、なかなか自分に合う方を探すことは難しいのです。それも理由があります。
リクルート、パーソルのような超大手の人材会社では、企業側担当者と求職者側担当者を分けています。企業側担当者をリクルーティングアドバイザー（RA）と呼び、求職者側担当者をキャリアアドバイザー（CA）と呼びます。みなさんが登録した際に最初にお話しするのがCAとなります。
CAは自分では選ぶことができず割り当てになるのですが、ここがいわゆるガチャなのです。面談をしたあとに出てくる求人が違うものであっても、とにかく受けてみましょうという方もいます。目標を達成するためには、選考に進んでもらわないと面談した時間が無駄になるからです。そんなCAさんに運悪く遭遇した際は、担当者を変更しても良いと書かれていますが、実際はなかなか変更してくださいとは言いにくいですよね。
もちろんベテランCAさんは面談のあと、希望に沿う求人がなかったりした場合は、なぜ希望に沿うものがないのかを説明し、要件を変更する提案（職種や条件を変えてみる）など一緒に考えていただけます。でも私の経験より、実際にはなかなかこういう人に最初から出会うのは難しかったです。
また、CAさんとRAさんの連携がうまく行っていない場合もあります。複数社選考の場合はRAさんが数名になることもありますが、そうなると一人の候補者を奪い合う社内での競争になります。
これを避けるためには両面側と呼ばれる、一人でRAとCAと両方の役割をするエージェントもあります。大手ではJACさんなどが有名ですが、中小エージェントはほとんどが両面型であり、それを売りにしています。最初から両面型のエージェントで絞って探す手もあるかもしれませんが、私はそれでも合う人と合わない人がいました。
３．自分でもできる転職活動
エージェントと15年付き合っている私でも、良いエージェントを見つけるのは本当に難しいです。転職活動をはじめたばかりのみなさんには、さぞ難しいことだと想像するのです。
私は自分の意見を主張するのが苦手なタイプで、『私の希望はそうじゃない』と強く言えずに途中からエージェントの方々とお会いするのが苦痛になってしまいました。そしてすべてをデータベースや企業ＨＰへの直接応募に切り替えたのです。
そうすると誰かに焦らされるでもなく、自分のペースで自分の受けたい企業だけ選考に進む、ゆっくりのんびり型ですが、納得のいく転職活動ができました。そして在宅100％で自分の希望する採用の仕事ができています。時間をかけましたが理想の仕事を見つけることができました。
私の活動した5年前から時代はさらに進み、スカウト採用がどんどん伸びている今、その流れも味方につけて、すべてを自分でやってしまうことができるようになりました。
また本の紹介になり恐縮ですが、1冊目の本として出したのが先日出版したこちらの本です。よろしければ参考にしてください。
『現役採用担当が教える はじめてのスカウト転職』
https://qr.paps.jp/4FI4q
エージェントとのやりとりで疲れてしまった方、自分のペースで転職活動をすすめたい方、参考になれば幸いです。
