しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

転職に有利な時期とは ~活動時間がとれる時期優先で~

こんにちは、しろふくです。みなさん、GWリフレッシュできましたか?
私は更新1回お休みし、友達と会ったり、バラを見に行ったり、旅行はしなかったのですが近くで色々楽しめた休日でした。今週は長かったですが。。

さて、本日はまだ転職活動について、まだ具体化されてない方のために、転職で有利な時期はあるのかという質問についての考えを書いてみます。

1.求職者側の都合
2.採用者側の都合
3.いつ時間が取れるか優先で



1年のうち転職に最も適した時期はあるのかという質問、聞かれることが多いので、みなさん気にされているのかと思います。

10年以上前は、中途採用では4月入社や10月入社、1月入社を目標に活動をされていた方も多く大きな波がありました。今は転職される方も増え、年間を通した波は小さくなりつつありますが、求職者側と採用者側から波が発生する理由を見てみましょう。

1.求職者側の都合

やはり賞与を貰ってから転職という方が多いため、6月、12月の賞与に合わせて転職活動される方が多いです。外資系や一部の日系でも3月賞与というところもあるかもしれません。

転職活動には約3カ月かかると見積もって、6月賞与の場合2月末ごろから、12月賞与の場合は8月末ごろから活動を始める方が多い印象です。

その場合注意していただきたいのは、賞与が発生する条件です。
給与規定などを確認して欲しいのですが、「12月1日に在籍している社員に対して支給」とか「〇月から〇月の成果に対して〇月〇日に支給」などど記載されている場合が多いですが、まずはこの支給条件をしっかり確認してください。賞与を貰ってから転職と考えている方、この条件を知らずに貰えないという事例は避けたいところです。

2.採用者側の都合

上記の求職者側の都合は採用側も把握しているのですが、なかなかそれに合わせて求人を出すという訳にもいかない、採用側の都合もあります。

採用部門では年間の予算計画に基づき、まず年度当初に今年度採用する年間計画を立て、それに基づいて採用活動をしていきます。よって一般的に4月~5月にかけて求人の量は増えるのですが、人事部は新卒業務も平行して進めるところが多く、新卒の面接に駆り出される中途採用担当も相当おり、今年度の求人が出そろうのが5月末といった企業もあります。

また年度初めとは別に、退職者補充用として、年度の半ばに中途採用枠を確保している会社もあり、求人を出す側は年度初め(4月~5月頃)に加えて年度半ば(9月~10月頃)の2回に求人が増えるところが多いです。

3.いつ時間が取れるか優先で

上記で説明した一般的な傾向はあるものの、実際のところは昨年度に撮れなかった枠を今年度も引き続き募集していたり、突発的な退職に対して補充の求人を出したり、その波は近年ゆるやかになっており、転職がお勧めなのは何月ですとは一概に言えない状況です。

また、求人が多い時期には候補者も多くなる傾向は理解いただけるかと思います。よって数々のライバルを競いあうことになり、そこを狙っていくのが必ずしも有利とは言えない訳です。

むしろ1回分の賞与にはこだわらずに、希望通りの転職を実現させ、転職先でのご活躍でその分を回収する方が長い目で見れば得策かと思います。

よってある程度戦略を練ってご自身のご希望の転職が実現できるよう、業務が多忙にならないような時期を狙って計画的に転職活動をするのが良いかと思います。
例えば経理や新卒採用の仕事では、必ず年間ここが忙しいという時期があらかじめ分かっているので、そこを避けたスケジュールを立てないと、面接のリスケをせざるをえなくなり結果印象を下げてしまったり、メールの返信が遅れて別の候補者に決まってしまったりということにもなりかねません。

またもし転職が現職の賞与支給時期と重なってしまい、もし転職した場合に今月現職にて貰えるはずだった賞与が貰えないという場合、転職先が配慮してくれる場合もあります。過去にサインオンボーナスという一時金を上乗せしたケースも何名もありました。

結論として、あまり時期にこだわらずに現職との仕事の兼ね合いで、転職活動に一番時間をかけられる時期をターゲットとして、短期間集中で活動されることをお勧めします。もしそこで決まらなければ一旦あきらめて次の時期を狙うのです。そうしている間に異動や昇進が決まる方もいます。

公務員や教員など年に求人が出る時期が固定されている職種も一部ありますが、春・秋の年2回求人が増えることを考慮しつつ、ご自身の時間を取れる時期が最も効率的に進められるかと思います。今後の活動立案のお役に立てればと思います。