こんにちは、しろふくです。年明けからあっという間に3月ですね。
ここのところ休みに雨が多かったのですが、今週末は久しぶりに晴れそうです。
さて本日ですが、離職が長くなってしまった方に向けて、この状況を変えるためのヒントについて書いてみます。
1.離職期間が半年を過ぎたら
2.転職の軸に戻る
3.就労形態に拘らない
1.離職期間が半年を過ぎたら
多くの人事担当者は離職中の方を採用する場合、まずは離職期間を確認します。
一般的に離職してから転職活動をする際に、3~6カ月以内に決まるのが平均的だからです。
それを超えてしまうと「採用されない理由が何かあるのではないか?」と非常に厳しい目で書類を選考されるようになり、一般的に転職のハードルがどんどん上がります。これが1年を超えると、普通に転職活動していたのでは、ほぼ難しいレベルになってしまいます。
ご自身も仕事をしていたころの感覚から離れていき、メンタル的にも世の中から疎外されているような気持ちになってきます。私も過去の転職活動で受けても受けても落ちまくった時期があり、世の中全体からお見送りされているような気持ちでした。
2.転職の軸に戻る
だからといって、より多くの会社に応募すれば良い訳ではありません。この状態の時は抜け出したい気持ちが強くなり、とにかくたくさん応募しようと気持ちが焦ってしまうのですが、この状態のときは、あまりに多くの求人を見すぎて、転職の軸が拡がってしまっていることが多いです。
この状態で転職活動を続けても疲弊するだけですので、まずは勇気を出して、求人を見ない期間を作ります。
そして転職の軸に戻るのです。この転職によって何を得たいのか、何が変わればよいのかを徹底的に考え抜きます。具体的なところまで考えるのがポイントです。
・収入を上げたい(具体的な金額)
・通勤時間を短くしたい(具体的な時間)
・残業を減らしたい(具体的な時間)
・スキルアップしたい(具体的に何をどのレベルまで)
・異なる職種にチャレンジしたい(どんな職種に)
この軸は複数合ってもよいのですが、その場合は優先順位を決めること。そうでないと候補が複数社出てきたときに、決められないことになります。
3.就労形態に拘らない
この方向に向かって活動しようという軸が定まったなら、転職活動を再開します。逆にいうとこの状態になるまでは、再開してはいけません。
そして再開してやることは、以下の3つです。
1)履歴書、職務経歴書を方向性に合わせて修正する
2)今探している検索条件などをリセットし、新しいものに変更
3)正社員に拘らず探す(契約社員、派遣、業務委託、アルバイトなども対象に)
離職期間が長い方、「仕事に戻れるのか」という不安が強い方には、契約社員、派遣、紹介予定派遣の選択肢も検討しましょう。昨今は職種によっては、派遣社員の方が収入が高くなるケースもあります。就労形態を柔軟に考えることで、道が開けることもあります。
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離職期間が長く、転職活動が長期化してしまっていると、転職の軸がぶれがちです。一旦求人検索から離れて転職の軸を再度確認することは、遠回りに見えますが、実は近道なのです。離職期間が長くなってしまい悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。