しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

配偶者への転職相談 ~まずは話を聞いてもらう事への感謝から~

こんにちは、しろふくです。
今週は東京は雪ではじまりましたが、多分そこが一番寒かったのでは。
近所では梅の花がたくさん咲きはじめました。春に向かうこの時期も好きです。

さて、先週書いた配偶者への相談の話ですが、けっこうこれが難しいという方が多いので、本日は続編です。
先週の記事まだお読みでない方は、こちらへどうぞ。

www.shirofuku.com
具体的には、配偶者への転職の相談の仕方です。ご夫婦のコミュニケーションの方法には様々ですので、これが正解というものはありません。正直、普段のコミュニケーションによるところが大きいですが、例として参考になればと思います。

1.転職の相談の切り出し方
2.相手が黙っている場合
3.意見や質問が出てくる場合

1.転職の相談の切り出し方

配偶者が反対している状態で転職活動をするのは、時間の無駄でしかありません。これは先週の記事でもお伝えしたとおりです。

なぜ今回転職活動をすることになったのかを、配偶者に納得してもらう、さらに応援してもらうことが重要です。配偶者を納得させられない場合、面接官も納得しないと考えてください。この第一関門はまず突破すべき部分です。

まずは、真剣に話をする場をつくります。おすすめは、山歩き、公園の散歩、喫茶店など、非日常の屋外ですが、家の中が好きな配偶者の場合は、家の中でコーピーを入れても良いでしょう。まずは二人で静かに話しができる場をつくります。メール、LINEなど厳禁です。

そして、自分の置かれている状況から話をはじめます。「今の仕事を変わりたいと考えている、その理由は、〇〇〇だから」で良いと思います。事実だけを淡々と述べることです。ここでは口論にならずに、伝えたいことを伝えられるかがポイントです。やりがいが見つからない、会社に行くのが辛いとか、それで良いです。

2.相手が黙っている場合

相手の方も、突然のことで何と返したら良いか分からない、または反対していてもすぐに口に出さない場合もあります。そんな時は、少しずつで良いので、話したいことを全部話します。

それでも全く反応がなく相手が黙っている場合、「今日は話を聞いてくれてありがとう、貴方の意見も聞けると嬉しい」と伝えておきます。

ある日突然意見や質問が返ってくることもありますし、回答はLINEで来ることもありますが、伝えたいことを伝えられたら、その日は100点です。しかしこれはなかなかできる事ではないので、これがさっと口から出ない方は紙に書いて準備しておきましょう。

3.意見や質問が出てくる場合

転職の話を伝えたとたんに、そんなのは甘えだとか、家のローンや子供の学費はどうするとか、具体的な意見や質問が飛んでくるかもしれません。失敗する多くの場合は、ここで反論してしまうのですが、ここはぐっとこらえ、反対している理由が聞けたのでラッキーだと思って受け止めます。

反対している理由が分かれば、これをどう解決していくかを考えられます。なので矢継ぎ早にいろいろと質問される場合は、これを必死で覚えておくことです。「どう思っているのか?」と相手に迫られると感情で返しがちなのですが、「それをこれから一緒に相談させて欲しい」で、まずは良いです。深く考えていないことを思いつきで返さないことです。

そしてこの場合も「今日は話を聞いてくれてありがとう、貴方の意見も聞けたので良かった」と感謝の気持ちを伝えます。1回目で反対されたとしてもこれを数回繰り返すのです。何度も繰り返すために、次へ繋げます。

このあと具体的には年収がいくらまでの求人を探さなければ、といった検討が必要ですが、転職活動をしてみないと市場感も分かりません。まずは転職活動を開始するための同意を得ることを優先に考えてください。

     ***************************

自分のやりたいことを実現させるのには、周りを説得させて同意をもらう。仕事でやっていることと同じですよね。家族だから話さなくても理解してもらえるということはありません。一歩一歩ていねいに。家族間のコミュニケーションも大事にしてください。