こんにちは、しろふくです。
東京は本日は寒い日となりましたが、桜もカウントダウン、待ち遠しいです。
さて、本日ですが、今日は面接官側のお話をしたいと思います。
面接官側の事情を話すと面接に気楽に臨めるかも、と思ったからです。
1.面接に慣れてない面接官もいる
2.面接官トレーニングの内容
3.慣れていない面接官に対応するには
1.面接に慣れていない面接官もいる
昨今キャリア採用の面接は、2回という会社が多いのではないでしょうか。
そしてその場合、一次面接の面接官は人事だけという会社もなくはないですが、キャリア採用の要望元、人事以外の事業部門(候補者の直接上司となる方)とのペアであることが多いです。
私は人事側として参加し、その他の方は部門からという場合が多いですが、面接官の中には面接に慣れていない方もいらっしゃいます。面接を100回以上こなしている方と、今回が面接はじめてという方は、当然全くレベルが違います。
面接官が緊張するという話を聞いたことがありませんか?私もいまだに緊張しますが、面接前にドキドキしているのは、面接官も一緒なのです。あなたが何を聞かれるかで緊張している間、面接官は何を聞こうかで緊張していたりします。
面接官も人間ですので、特に初回の面接は緊張します。その辺をフォローするのが人事側の役割でもあります。少し親しみやすくなりませんか?(ならなかったらごめんなさい)
2.面接官トレーニングの内容
面接がはじめてで不安です、という面接官のために、私たちは企業側から「面接官トレーニング」の依頼を受けることもあります。
一体ここでは何をするのでしょう。
頂く時間や要望もよりますが、90分コースの場合、概ね以下のような内容となります。
・アイスブレイク練習
・自己紹介練習
・会社紹介、ポジション紹介、魅力の伝え方
・聞いてはいけない質問内容
・ロールプレイング
ロールプレイングでは、転職軸が年収タイプ、ワークライフバランスタイプ、転勤がいやタイプなど色々なパターンが用意されていて、2人一組になって実際に候補者を演じてみて、候補者の気持ちを体験するというものもあります。
そして、この研修を受けられなかった方にも、通常は注意事項を纏めた資料をお渡しし、それを事前に読んでから面接に臨んでいただく会社が多いです。
しかし、所詮はその程度の事前研修であり、これを受けただけの方と、実際に色々なパターンの候補者の面接をこなしている方とはレベル感が全く違います。
本当に上手な面接官は、そのポジションの魅力を短時間で無駄なく伝え、候補者の緊張を一瞬で見抜き、徐々に笑顔で話せるようにリラックスさせ、転職の軸などを言葉巧みに聞き出し、この部門と合うかを判断されています。候補者側にも面接が終わったあと「自分の考えを沢山話せて良かった」という感想を頂くことが多いです。
本当はここまでになっていただくのが、面接官トレーニングの目標ではありますが、実際にここまでになれる方は少ないのも実情です。これは基本を知ったうえで、回数をこなすしかないからです。
3.慣れてない面接官に対応するには
ここまで面接官にもレベル感の差があることをお伝えしましたが、候補者であるあなたは、面接に慣れている面接官かどうかは、当日まで分かりません。
この時期異動も多く、着任したばかりとか課長になったばかりなど、慣れていない面接官にあたる可能性が通常より高いです。面接に慣れている候補者の場合、面接の場面で「この面接官慣れてないな」と感じることもあります。
そんな時は、まずいつもより笑顔多めを意識してください。顔が緊張していると場も緊張するものです。面接官に対して「ひょっとして緊張されてます?こっちも緊張してますので大丈夫ですよ~」くらいに思っておけばOK。そして「うわ誠実そうな人!私は○○の分野でサポ―トできるのでご安心ください!」のマインドで望みます。
さらによく分からない質問をされた場合は「今の質問の意味は、○○○で合っていますか?」と確認をしてみます。大体は深く頷かれることが多く、そうなると言葉のキャッチボールです。お互いに相手を理解しようと努力している感が出てきて、どんどん良い方向に進みます。頷かない場合も、別の言葉で言い換えてくれますのでご安心を。
良い面接官にあたった場合は、どんどん引き出してもらえるのですが、慣れていない面接官の場合、分かりにくい質問と理解しないまま答えたあやふやな回答の連続だと、結果も違ってしまいます。候補者側でもフォローする気持ちが必要です。
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今回は面接官側の状況について書いてみました。上記2つを知っておくだけでずいぶん違いますので、覚えておいてくださいね!良い面接となりますように。