しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

現職の退職手続き ~退職意向は早めに伝え、影響は最小限に~

こんにちは、しろふくです。
暑かった8月も終わり、少しは過ごしやすい9月になりました。
台風が来ているのが心配ですが、どうぞ大きな被害が出ませんように。

さて前回、前々回と内定関係について書いてきましたが、内定を受諾したあとの現職の退職手続きについて書いてみます。

1.退職の意向は早めに伝える
2.円満退職を目指す
3.退職願と退職届の違い

退職

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1.退職の意向は早めに伝える

内定には入社年月日が記載されておりますが、これは現職の会社をそれまでに退職することが前提になっています。

よって、内定を受諾するまでに退職日が確定すれば良いのですが、実際にはなかなか決まらないこともあります。受諾期限が1週間しかなく、受諾期限までに退職日が確定しない場合、まずはエージェントに相談しましょう。

『内定を受諾したいのだが、入社日に入社できるかどうかが分からない』でOKです。
あなたに入社して欲しいので内定を出している訳で、会社都合で緊急に補充が必要な場合を除いては、入社日変更に応じてくれる会社が多いです。

もし変更が難しいと言われた場合ですが、現職の会社の就業規則に違反していない限り、退職は可能です。
通常、退職の場合1カ月以上前に申し出るとしている会社が多いのですが、次の人が見つかるまでとか、引継ぎに3カ月は必要などと、なかなか退職させてもらえない職場もあるようです。ですが、ここはきっぱり退職意向を伝えることです。

採用担当者の立場から言うと、他社の内定により退職の意向を伝えてきた人を引き留めることは難しいです。それよりも早く後任を見つけたり、退職後の体制を考えたりする必要がありますので、1日も早く教えていただくと助かります。

退職の意向を伝えたあと、職場に居ずらくなる気持ちは分かりますが、就業規則上1カ月の職場においても、2カ月ほど前に教えて頂くと本当に助かります。後任を1カ月で見つけることは、非常に難しいことなのです。

仕事のしにくさを懸念される方は、『職場の同僚には直前まで伏せておいて欲しい』などを上司に相談すればよいのです。逆に上司から『引継ぎが多いので早く皆さんにお知らせして、引継ぎを開始して欲しい』と言われるかもしれません。なので、上司には転職の意思が確定したらすぐに伝えてください。人事には直接伝えなくでも、上司から人事に伝わります。

2.円満退職を目指す

今は退職の手続きを専門に行う業者も複数社存在し、利用される方もいらっしゃるようです。
しかし、不満はあったかもしれませんが、今までお世話になった会社です。在籍していた間は給料をいただき、また何らかの学びはあったと思います。セクハラ、パワハラなど会社側の理由での退職の場合は、難しい場合もあるかもしれませんが、退職の手続きは極力ご自身で行ってください。

新しい会社になじめずに、元の会社に戻られるという方もいらっしゃいます。実際に私の勤務する会社は、他社を経験されてから戻ってきた方が複数名います。

そのような事がなくても、同じ業界内に転職する場合は、どこかで現職の方とお会いするかもしれません。現職への感謝の気持ちを持ちつつ、今後もどこかでお世話になるかもという気持ちで、引継ぎなどを終わらせてから次の仕事に向かう方が、精神的にも区切りをつけられると思います。

また、一般的に有給休暇が残っている場合が多いですが、権利としては取得できますが、実際に取得できるかどうかは引継ぎできる日数などにも関係します。早めに相談した方が取得しやすいのは言うまでもありません。

3.退職願と退職届の違い

さて、退職意向を早めに伝えた方が良いことは分かりましたが、初めてのことで、どのようにしたらよいのか分からないという方もいらっしゃると思います。

 退職願:会社に対して退職を願い出るための書類
 退職届:会社に退職の可否を問わず、自分の退職を通告するための書類

よって、退職願を出してから退職届を出す、というのが正しい順序になります。
どのようなフォーマットで何を書くのかということについては、検索すれば探すことができますが、例えば以下のサイトに詳しく纏まっています。
https://mynavi-creator.jp/knowhow/article/how-to-write-resignation

会社によっては、退職願を出してからなかなか受理されずに退職日が決まらないという方もいらっしゃいました。上司に伝える際は、具体的に『〇月〇日の入社で内定を頂いている会社がある』旨を伝えた方が良いでしょう。

転職初めての場合、これはなかなか勇気のいることですが、なるべく現職への影響を最小限にしつつ引継ぎをきっちりし、次の仕事への準備をすること。これが現職の会社からも次の会社からも求められていることです。

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無事内定を獲得したあとは、気持ちが次の会社に現職については