しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

内定をもらったら ~どこまで交渉できるのか~

こんにちは、しろふくです。
今日は東京は4月初旬位の暖かさでした、寒がりの私は本当に助かります。

さて、4月の入社を目標に活動されている方は、そろそろ内定が出てくる頃かと思います。本日は内定をもらった際の対応について、知っておいた方が良いことを書いてみます。

1.内定通知書をもらったらまずやること
2.交渉できること、できないこと
3.紹介会社を通している場合と通していない場合

内定

1.内定通知書をもらったらまずやること

内定の条件については内定通知書にて書面で伝えられますが、このとき不明な点について確認します。
基本的に
・基本給と賞与がそれぞれいくらなのか
・賞与の支払れる時期や条件
・成功報酬などになっている場合、その支払われる条件
・時間外手当、基本給に〇〇時間まで含まれる等
などが書かれているはずなので、不明な場合は問い合わせて記載してもらいます。

会社に入ってから詳細を知り後悔するようでは遅いので、内定の出たこの段階で確認するのが非常に重要です。内定を貰って気持ちも高揚しているかもしれませんが、ここはひとつ落ち着いて、内定通知書の隅々まで確認してください。

もう内定は出ているのですから、ここで事細かに聞いたからと言って内定が取り消される訳ではありません。気になっていることは遠慮せずに聞いてください。後になって、このとき確認しなかった自分を責めることがないようにしましょう。

2.交渉できること、できないこと

入社日については、〇月〇日入社と書かれていても、一旦は仮のことが多いです。どうしてもこの日に入社してもらわないと内定が出ないという会社もありますが、一般的に半月~1カ月くらいであれば交渉は可能と思います。
転職先からすれば、内定を出した貴方に1日も早く就業して欲しいとは思いますが、前職の間でもめて退職に至らなかったというようなことは避けたいからです。

また年収についてですが、最初にエージェントに希望年収を伝えていると思います。その金額と同じか超えていれば問題はないでしょうが、そうでない場合、金額についての交渉は可能です。ただし、求人に応募する時点で年収幅は確認しているはずなので、それを大幅に超える金額は難しく、先方も昨年の源泉徴収票などから金額を算出して考慮したうえでの金額を提示していることは認識してください。

基本給について上がらないという場合でも、引っ越し費用を出してもらったり、前の会社で住宅の補助が出ているのに転職先では出ないという場合、それを主張することは可能です。(住宅手当を貰っていたという証拠が必要になる場合があります)
また同時に他の会社からも内定が出ており、金額が低いためにこの会社に決めきれないという時は、その金額を伝えれば考慮してもらえることがあります。

3.紹介会社を通している場合と通してない場合

紹介会社を通して応募をしている場合、内定通知書についての不明点を紹介会社に伝えれば、紹介会社は貴方のかわりに確認をして、必要な場合内定通知書に追記していただけます。
また年収の交渉は紹介会社の得意とするところです。通常年収の30~35%が紹介会社の紹介料となることから、あの手この手で年収を上げようとしますので、その点は自分で交渉する場合より若干有利かもしれません。

紹介会社を通さず、直接内定通知を貰う場合も、やることは基本紹介会社を通している場合と同じです。近年は社員紹介などからの入社も増えておりますので、直接内定通知を頂く場合も多いかと思います。
基本的に内容が書面で送られてきますので(まずはメールに添付で受領することが多い)、その内容を確認し、少しでも疑問がある場合は、メールで返事を貰うのが良いかと思います。入社日や年収の交渉についても、やることは基本的に同じです。

 
さて、内定通知書も隅々まで確認し、条件も交渉可能なところは交渉し、やるべきことはすべてやってから新天地に行くかどうかをゆっくり決断してください。家族がいる場合はここで相談しますが、ご自分で方向性を決めてから説明することをお勧めします。

受けるのも、断るのも、どちらも勇気のいることですが、自分で納得して決断することが最も大事なことです。