しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

面接後のフィードバック ~面接を補完する大事な機会を活かしていますか~

こんにちは、しろふくです。
皆さん昨日は恵方巻食べましたか? 私は昨日食べ損ねましたので、今日巻きずしを買ってきて食べる予定です。安くなってればいいんですが。

さて、3月末までの転職を目指している方は、面接が増えてきた2月だと思いますが、今日は面接が終わったあとのフィードバックについて書いてみます。
エージェントを使った転職活動に慣れていない場合、どう対応すればよいのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1.面接後のフィードバックとは
2.フィードバックの内容
3.フィードバック時の注意点

電話をする人のイラスト(女性・笑った顔)

1.面接後のフィードバックとは

エージェントを使って転職活動をされている方は、前日にエージェントから明日の何時に面接です、というリマインドの電話やメールが来たりします。
規模の小さいエージェントの場合、面接官の情報や、一次面接ではこういうことを聞かれます等々、面接の注意点なども一緒に送られてくる場合もあります。

そして同時に面接後に電話してくださいとか、明日何時にお電話しますので感想を聞かせてください等、面接後の感想について、別途ヒアリングの機会を依頼されます。これは一般的にフィードバックと呼ばれ、エージェントを使っている場合、必ず面接後に発生します。

電話で依頼される場合が多いですが、忙しくてその時間が取れない時はメールでも結構です、と言われることが多いです。後述しますが、非常に重要なフィードバックの機会です。忙しくても最低メールでは対応するようにしてください。でもお勧めは電話です、双方向で情報交換できますので、得られる情報量が違います。

2.フィードバックの内容

ここで答えた内容は、ほぼ応募企業に伝えられますので、ここも気を抜けません。
確認する内容としては、
1)面接で受けた企業の印象(評価点、懸念点)
2)合格した場合に次の面接に進むか

最終面接の場合はさらに以下も聞かれます。
3)内定が出た場合受諾するか
4)希望年収、最低受諾年収
5)応募先の中での、応募企業の優先順位

これらが一般的に聞かれる内容となります。何を聞かれるか前もって知っていただけでも安心できますよね。

3.フィードバック時の注意点

では、上記各項目への答え方の注意点です。

1)面接で受けた企業の印象(評価点、懸念点)

こちらは評価する点、懸念点どちらも正直にお伝えすることです。評価点は伝えるものの懸念点を伝えたら印象が悪くならないかという心配は無用です。
懸念点についてお伝えしておくと、その点をフォローする情報があれば次回の面接までに回答を用意していただいたりします。

例えば、「残業が思ったより多く感じた」に対し、「多い月は40時間を超えますが、少ない月は20時間やそれ以下の月もあります。年4回はどうしても多い月がありますが、それ以外の月は残業しない日も発生します」等です。

面接は通常1時間で設定されますので、すべての知りたいことを聞けることはまずないです。このフィードバックを利用して、面接でさらに発生した疑問などを確認してください。ここを遠慮すると、転職後に想像と違ったという事態に繋がるのです。

2)合格した場合に次の面接に進むか

面接でぜひここに入社したいと感じた場合は、ぜひその旨を伝えましょう。入社意欲の高い方は採用担当者にもプラスとなります。
複数の会社を受けている場合は、この会社にどうしてもという気持ちはまだ起きないかもしれません。その時は「他の会社と比較しないと分かりませんが、合格の場合は最終選考に進みたい」とお伝えしましょう。どの会社も最終選考まで行かないと分からないことも多いですから。

残念ながら、もしご自身が考える仕事内容と違ったとか、働き方のイメージが異なったとか、もし選考が最後まで進んでもこの会社に入る可能性がないと判断した場合、ここで辞退の旨を伝えましょう。
その場合は辞退の理由をきちんと伝えることです。一度受けた会社だから、選考途中で辞退すると失礼だと思われる方もいるかもしれませんが、できるだけ早い段階でお伝え頂くと助かります。その方が関係者全員の時間を無駄にしなくてすみます。

3)内定が出た場合受諾するか

こちらは2)と違って、入社を前提とした問いとなりますので、この段階では家族の合意も必要ですね。まだ話をしてなかったという方、実際に内定が出た場合は通常1週間程度待っていただけるものですが、月末など本当に企業側が急いでいる場合、週末での判断を求められることもあります。ご家族をお持ちの場合、そろそろお話をした方が良いです。

4)希望年収、最低受諾年収
5)応募先の中での、応募企業の優先順位

こちらはエージェントとの最初の面談の中で一度は聞かれていると思います。その数字を確認されるのですが、ここで金額を上げてくる方がいます。転職活動をする中で気持ちが変わっていくのかもしれませんが、この金額は通常ご紹介状に記載されており、すでに企業側にも伝わっていると思ってください。
企業側としては、一度出した内定通知書の修正は難しいので、この年収を提示すると入社してくれるはずという最終確認のために聞いています。

また内定が出ている会社が他にある場合はその旨をお伝えすると、可能な会社は年収に反映されますので、お伝えするべきです。
この段階で最低受諾年収を上げるのではなく、他社内定の金額を伝えることによって、結果的に年収を上げられるのです。

そして一緒に聞かれるのが、他にどのような企業に応募していて、この会社の優先順位は何番目かというものです。ここは正直にご自身の気持ちをお伝えすることです。面接した会社が第二志望であれば、第一志望になるようにエージェントは色々な情報を提供してくれる事でしょう。

受けているすべての会社に対してこれらの対応をすることにより、エージェントが知りえるすべての情報が出そろいます。面接のみでは得られないこれらの追加情報も有益な情報源となり、優先順位が変わる場合もあります。あなたの意向や懸念を正確に伝えることによって、結果としてよりよい選択ができるものと思います。

     ****************************


以上、面接でのフィードバックについて纏めてみました。面接を補完するものとして非常に大事なものであることがお分かりいただけたかと思います。
応募している会社の懸念点などはすべてクリアにしたうえで、貴方の転職の方向性と照らし合わせ、最終的に良い判断ができますように。

この段階の方に参考になりそうな過去記事も参考までに貼っておきますので、よろしければご一読ください。

www.shirofuku.com

www.shirofuku.com