しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

自分でもできる面接練習 ~自信をつけて良い結果に繋げるために~

こんにちは、しろふくです。
東京は昨日少し雪が降りました。ここ数年は1年に1度くらいは雪の日があり交通機関が乱れるのですが、昨日は電車も普通に動いていて、積雪にならず良かったです。

さて、先週も面接について書きましたが、今日は自分でできる面接の練習についてご紹介しようと思います。

中途採用の場合、新卒と違ってある程度はビジネスマンとして話してきたという自信があるからなのか、全く練習をしないで臨む方もいます。
第二新卒の場合は、まだ新卒の際の記憶が残っているものの、30歳前後の方でも、なかなか面接で苦労されている方も多いです。

有料の面接練習のサービスもありますが、まずはご自身でできることを纏めます。

1.自己紹介こそ手を抜かないこと
2.実際に声に出して読んでみる
3.動画に撮って確認する

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1.自己紹介こそ手を抜かないこと

これは本当に基本中の基本だと思いますが、面接を数多くやってきて感じるのは、これをやっていないなと感じられる方が多いのも事実です。
自己紹介などもう一生のうち、何百回、何千回していると思っているのかもしれませんが、実際に自己紹介で詰まってしまう方もいるのです。

短時間でご自身の今までの職歴を人に説明するのは、実は非常に難しく、現職の肩書と名前を言えばよいビジネスでの自己紹介とは違うのです。

いくつか転職を重ねて、職歴が長くなっている方も、まずは全部で1分以内に纏まるように原稿を作成してみます。大事なことは実際に声に出して読んでみることです。

実際はいろいろなご経験を盛り込もうと、長くなりがちになってしまいますので、何とかして1分以内に抑えてください。応募しようとしているポジションに関係ない職歴については、ばっさり切って大丈夫です。面接官もその内容には興味はないはず。会社名と職務内容だけでも良いと思います。

ここでは、既に職務経歴書を提出している訳ですから、その内容をいかに簡潔に纏めて相手に説明できるのかが見られています。面接官にとって新たに知りえる情報はほぼありませんので、相手にとって興味のありそうな要素に絞って、相手に伝わるように簡潔に説明できるか。説明能力を見られているのです。

よって、違うポジションに応募する際は、どの部分を説明するか、異なってきますよね。自己紹介は同じものを暗記してくり返せばよいのではありません。基本的な内容は作成したうえで、この会社のこの面接官は何を知りたがっているだろう、と思いつつ自己紹介を完成させてください。

本番では自己紹介を聞いたときの合否と、面接終わったときの合否はほぼ一緒のことは多いです。最初に聞かれることとして、100%分かっていることなので、ここの準備は手を抜かないことです。

2.想定問答と逆質問を仕上げる

自己紹介が出来上がったら、次は想定問答と逆質問を準備します。

通常聞かれると思われる
・転職理由(数回ある場合はその1つ1つについて)
・志望動機
・ご自身の強み弱み
・やりきったこと、成功例
・苦労したこと、失敗したことと対応策
・キャリアプラン
などは定番として準備をし、その他その会社が興味を持つと思われる経験内容や資格などは質問に答えられるよう、会社毎に事前に準備します。

転職理由は、どの会社でも聞かれると思います。こういうキャリアプランを持っていて、これをやっているうちにこれにも興味が湧いてきて、この会社では実現が難しく、これができる環境を求め、、などと、ストーリーで説明できると、転職回数が多くても問題ありませんので、自信を持って答えられるようにしてください。

志望動機も、ホームページにある企業理念をそのまま話そうとするよりも、正直に「実は御社のことは存じ上げなかったのですが、エージェントより紹介されて改めて調べたところ、自分のキャリアプランの〇〇が実現できそうだと思い、応募いたしました」の方が印象が良いです。

逆質問は会社毎に異なると思いますが、こちらも当日とっさに出てくるものではないと思いますので、求人票からは分からない部分などを確認し、準備しておきましょう。

3.動画に撮って確認する

ここまで準備したら、一通りはやりきった感があると思いますが、もし週末などお時間があるときにぜひやっていただきたいのが、この動画撮影です。


ご自身のスマホ等で結構なので、面接されている自分の動画を撮って見返してみるというものです。面接官はいないのですが、ここはロールプレイングということで、面接官役も自分でやります。

「自己紹介をお願いします」から始まり、質問も自分でします。重要なのはその会社の面接官になり切ることです。想定問答を答えつつ、自分で自分につっこみを入れる場面も出てきます。相手の立場から見た自分の回答がどのように聞こえるのか、自分で答えているときは分からなくても、動画を再生して見てみると、もっとここをこうした方が良いとか、答えが長いなあ~など、ご自身で発見があるはずです。

また、考えるときは必ず上を見ているなとか、目をつむる癖があるとか、回答に困ったら笑ってしまう、等ご自分の癖をご自身で確認することができるでしょう。これはエージェントとの面接練習でも指摘してもらえない事がありますが、動画を自分で見直してみて、人が指摘しにくいご自身の癖に気づくという場合もあります。

これから多くの面接を控えている方、次の1社に向けてこの動画撮影をやってみてください。これから続く面接にプラスになるものと思います。

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以上面接を控えている皆様に何かしら役立つことがあれば幸いです。ご自身での練習でも十分な効果を得られると思います。よい結果に繋がりますように。