しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

履歴書にブランク(離職期間)のある場合 ~採用担当者へ与える印象は?~

こんにちは、しろふくです。
在宅勤務も2週間目を終え、もう普通の生活には戻れない気がしています。
悪いニュースしかない毎日ですが、これを機にリモートワーク文化が広がって欲しいと切に願っています。

さて、本日は相談の多い「ブランク(離職期間)が長い」場合について、実際採用担当者がどの部分をチェックし、どのように判断しているのかをお伝えします。
一言でブランクといってもいろいろな種類があり、種類別にみていきます。

1.離職してから転職活動が長引いた
2.体調を崩して仕事ができなかった
3.家族の病気、介護等
4.その他

履歴書

1.離職してから転職活動が長引いた

転職活動によるブランクの場合、3カ月以内に次が決まっている場合、何のデメリットにもなりませんが、半年を超えると『この方就職できない原因が何かあるかも』とまず疑われてしまいます。
その何かですが、一般的に職種や年収に対する「強いこだわり」や、今までやってきた仕事と比較してしまう「高いプライド」、なかなか物事を決められない「優柔不断さ」など、一般的に良いことではないです。入社後もそれらが原因で、この会社では活躍できないかも、ということで敬遠されがちです。

離職期間が1年を超えてしまうと、書類選考NGにする採用担当者は非常に多いです。でも、実際1年以上になってしまった場合は、それを短縮することはできないので、以下のどれかにあたらないか、という観点で考えてください。
実際に理由は1つである必要はなく、この状態で何社に応募しても無駄な稼働に終わることが多いからです。

2.体調を崩して仕事ができなかった

実際の理由としても多いのが、体調が悪いケースです。病気になって入院するなどその仕事ができなくて離職するケース、精神的に会社に行けなくなって休職しそのまま退職するケースなど、身体的なものと精神的なものがあります。
どちらもに共通ですが、採用担当者には、あなたが現在その状態ではなく、100%仕事に復帰できるという安心感を与えられることが必要です。

しかし、特に精神的病気であった場合、復帰1社目として当社で就業して欲しいという採用担当者は非常に少ないと思います。採用担当者も個人的には応援したいと思っていても、会社としては再度退職となるリスクを避けたいからです。
このケースで書類選考が通過せず苦労されている方には、派遣やアルバイトでの実績を積むことをお勧めしています。

休職の場合、こちらの記事も参考にしてください。

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3.家族の病気、介護等

これらは、原因が採用する本人でないので、2.の場合に比べて、雇用主も安心して雇うことができます。
しかし、高年齢であった両親が他界した等の場合を除き、病気などの場合は、再発についての懸念がないかまず確認します。完全に回復し何の心配もいらないのか、経過観察中なのかは気になるところです。

もし、月1回程度の通院に付き添う必要がある、など応募する会社にも何らかの影響がある場合は、履歴書の本人希望の欄に記載してください。そこで落とされる場合には、そのような会社だったということですので、貴方は入社しなくて正解です。

4.その他

上記以外の場合として、私が見た履歴書の中に「2年間司法試験を受けていました」「半年間世界一周旅行をしていました」などがありました。ブランク期間を説明できる場合は、その旨書類に記載しましょう。仕事に全く関係のないことをしていたので(趣味が高じて外国語取得のために留学など)、と何も書かない人もいらっしゃいますが、もったいないことです。この部分で会ってみたい、と思った人も過去に数名います。

書類選考では何も書いていないと、1.の離職理由が長かったのだろうと勝手に判断されてしまいます。また面接において、この部分がきっかけで話がはずむ場合もありますので、何かしら説明できる理由があるときは、ぜひ書きましょう。


以上、ブランクがある履歴書に対し、採用担当者の考え方を書いてみました。
ブランクで悩んでいる方、採用担当者側の視点でもう一度書類を見てみて下さい。