こんにちは、しろふくです。
昨日はひなまつり。3月になるとすっかり春らしくなってきましたね。
さて、本日ですが、前回の設計開発職に加え、今海外営業職の選考も担当もしており、たくさんの書類を見ておりますが、通過する方の共通点がありますので、お伝えしようと思います。
1.ビジネス用の証明写真を貼っている
2.TOEICの点数がある
3.即戦力レベルでトラブル対処例を記載している
1.ビジネス用の証明写真を貼っている
ひと昔前、昭和のころは履歴書に写真がないなど、考えられない世の中でした。写真がないと「この候補者、本当に応募する気があるのか」と考えられ、即書類NGでした。
そして令和の今、まだ多くの日本企業では写真のある履歴書を欲しがっています。エンジニアでさえそれを理由に落とされる会社もありますが、営業職はなおさらです。
営業職が他の職種と異なるのは、まず顧客に最初に接する「会社の顔」となるからです。この人と取引したい、この人にサポートをお願いしたい、と思えるには、第一印象は非常に重要な要素になります。添付は必須という記載がなくても、営業職の場合は礼儀として貼りましょう。
上着のない写真を貼っている方もいますが、その時点で営業マンとしての態度を問われます。スーツ+ネクタイのビジネス用の写真であることは必須です。自分でスマホで撮影もできるのですが、かなり高度な技術がないと自分で撮ったことが分かります。できれば写真屋さんでライティングなども調整してもらい、履歴書用の写真を用意した方がよいです。
何社にも使えるものですから、写真への投資は惜しまないでください。今はデジタルでデータを貰えたりしますので。営業職の場合は、1万円かけても好印象の写真を撮ってください。写真でその方の意欲は分かりますし、すぐに元は取れると思います。
2.TOEICの点数がある
こちらはTOEICの点数でなくても、英検でもTOEFLでも良いと思いますが、何かしら英語の資格の記載があった方が良いです。
TOEICの点数がなくても英語を話せる方はいらっしゃいますが、客観的に証明するものがないとやはり弱いのです。特に募集要項に「TOEIC800点以上」などと書いてある場合は、書類選考者はそこを見て合否を判断しますので、TOEICの点数がないとそれだけでNGとなってしまうのです。
あとTOEICの点数があると良いのは、この候補者は英語力を向上させようとしているという証明にもなり(会社から強制で受験させられた方もいるかもですが)、その点も評価されるのです。
すでにビジネス会話にお困りでない方は、TOEICなんて受ける必要ないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、一度受験してみましょう。900点越えなどの場合は、英語力の証明にもなりますし、年収に影響してくる場合もあります。
3.即戦力レベルでトラブル対処例を記載している
海外営業に応募される方は、既に上記1.2を満たした候補者は多く、そこから差別化するために、さらに何をするかになります。
一般的に海外営業経験者の職務経歴書には、商材、顧客、担当エリア、売上高などが記載されています。売上高に加えて、計画の110%、150%など、目標に対する達成度合いが記載されている事が多いです。
100%越えの数値が並んでいると優秀な営業マンのように見えると思われているのか、そこを強調される方も多いですが、実はあまりそこは判断材料ではありません。優秀な方にはより難しい商材や顧客が割り当てられ、単純に比較はできないからです。
それよりも書類選考者が見たいのは、色々なトラブルをこの方はどのように乗り越えてきたのか、しっかりと周りとのコミュニケーションを取ることで、失敗を経験として蓄積され信頼を得てきたかどうか、という部分です。
そのためには、面接の場で聞かれても語れるような具体的にトラブル対応の例を、職務経歴書に盛り込んでおきましょう。自己PR欄でも、活かせる経験として記載してもよいです。営業職なので「コミュニケーション能力の高さ」については、持っていて当たり前ととらえられます。一歩踏み込んで、トラブル対処例を盛り込むことで、一気に即戦力として対応ができるかというレベルを示すことができます。
顧客対応はもちろんのこと、社内の別部署の担当者(設計や品質管理、工場、調達等)と協力し、納品まであと1カ月で起きたこのようなトラブルを乗り切ったというような、多分応募先でも発生するであろう問題について、即戦力レベルで書くことにより、
この方を即戦力として採用できるかという判断ができるのです。
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即戦力レベルで書くという意味では前回のエンジニアと同じですね。海外営業にはそこに第一印象と英語力の2つが追加されます。
前回のエンジニアの記事はこちらになります。技術系営業の方、参考になるかもなので貼っておきますね。
TOEICの受験をされたことのない方、今すぐ次回の試験に申し込みましょう。点数低ければ上げていけば良いだけの話です。転職に役立つだけでなく、ご自身の励みにもなると思います。