しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

社内公募制度に応募する際にできること ~転職では難しい事前準備が可能です~

こんにちは、しろふくです。
東京はまだまだ残暑ですが、今週で終わりであって欲しいですね。
みなさん、熱中症にお気をつけください。

さて、本日ですが、最近色々な会社で「社内公募制度」が導入されており、そのご相談も増えていますので、本日は社内公募制度に応募する時の注意点についてです。

1.社内公募制度とは
2.社内公募制度へ応募する際にできること
3.応募の際の社内での注意事項

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1.社内公募制度とは

社内公募制度とは、人材を求める部署が社内で募集をかけ、応募してきた社員の中から選抜する制度です。社内で募集を広く告知し、社外から採用するのと同様に面接などの選考を行います。

退職などで空いたポジションに社外から人を採用するよりも、会社の事をよく知っている社員で、かつそのポジションを希望する人材がいれば、その方に担当していただいた方が会社にも本人にも良いですね。

外資系企業では一般的ですが、最近は日本企業でも導入する会社が増えています。
運用として、社員がした際には、まずは社内公募制度で募集し、応募がなかったり、なかなか良い方が応募してこなかった場合、外部での採用に切り替えるという会社が多いです。

2.社内公募制度へ応募する際にできること

さて、応募する社員の方からすると、会社には愛着はあってまだ転職は考えていないが、今のポジションではスキルアップが望めない場合や、社内でやりとりがある部署の仕事が面白そう等、転職するまでもなく、新しいチャレンジができる良い制度だと思います。

そして応募時に転職に比べて何よりも良いのは、「組織や仕事のことがあらかじめ調べられる事」ですね。

転職の場合、採用ページの情報(基本悪いことは書いていない)とエージェントからの情報(応募意欲上がる方向に偏りがち)に頼ることになりますが、社内だと調べることも可能です。

応募を検討している際は、社内名簿や社内人脈を使って、その部署の仕事の内容や一緒に働く上司、部下の事を徹底的に調べます。隣の部署だったりすると、チーム構成や、部署の雰囲気、何時頃に帰れるのか、実際に自分の目で確かめることができるかもしれません。

そして社内公募においても、履歴書・職務経歴書などは用意するのが一般的ですので、その部署で困っていそうな事を指摘し、そこで自分が貢献できそうなことを最大限盛り込むことです。

また、面接対策としては、面接官は募集ポジションの上司であることが多いので、事前対策ができます。FacebookやLinkedinで趣味や社外の活動を調べておくことが非常に重要になります。

3.応募の際の社内での注意事項

さて、上記のように色々手を尽くして応募ができますが、そのポジションにはあなたしか応募しないかもしれないし、応募が殺到するかもしれません。

合格してその部署に異動できれば良いのですが、不合格の場合は応募したという事実だけが残り、仕事がしにくくなるケースがあるのも事実です。
そのような可能性もあり、応募したこと自体をオープンにしないことも重要です。部署の中の関係性も維持しつつ、次の社内公募の機会を伺ったり、または社外での機会について検討したり、方法はあります。

職場の同僚に漏らした一言で、その部署で働きずらくなるということもありますので、その点は特に注意してください。



ご自分の会社で働き続けたい方にとっては、新たな可能性を広げられる「社内公募制度」、実はすでに導入されていてご存じないだけかもしれません。
人事部のページをたまには覗いてみてくださいね。