しろふくの転職応援ブログ

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ダイレクトソーシングの仕事とは ~仕事の難しさとやりがい~

こんにちは、しろふくです。
やっと暑さも収まったと思ったら今度は台風のシーズンですね。
沖縄、九州の方、被害が少ないことを祈ります。

私は今まで、採用代行業務として、企業の人事部の中で、人事部のメンバーとして採用活動を行っていました。エージェントや求人サイト経由の応募者の書類選考や面接などが主な業務です。
しかし、コロナの影響で人事部も採用を減らした会社が多く、それを受けて「ダイレクトソーシング(DSと呼ばれる)」の仕事に半年ほど前に移りました。
本日はこの仕事についてご紹介したいと思います。

1.ダイレクトソーシングとは
2.ダイレクトソーシングの難しさ
3.ダイレクトソーシングのやりがい

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1.ダイレクトソーシングの仕事とは

ダイレクトにソーシング(候補者を探す)という意味なのですが、何がダイレクトなのかというと、エージェントを介さないという意味です。

一般的にエージェントを介すると年収の約3割の紹介手数料が発生してしまうので、直接スカウトすることで、その費用を減らせるため、採用コストを減らしたい企業が、真っ先に導入を検討するものです。

人材業界でダイレクトソーシングと言われたら、一般的に思い浮かべるのは、Linkedinというデータベースを使ったスカウトです。

Linkedinについて詳しくはこちらもどうぞ。

www.shirofuku.com
その他のデータベースとして、ビズリーチ、リクルート、パーソル社などのデータベースがありますが、それぞれの登録者に特徴(年収帯、年齢、英語使用等)がありますので、採用したいポジションに合わせて、どれを使うかを決めます。

そして実際のスカウトは、職務を定義したJD(Job Description)という求人票の元になる文書を読み込んで、「給与計算5年以上」「社労士資格あればなお可」などの条件を入れて候補者を検索します。
そして対象となった方の職務経歴を1名ずつ確認しながら、スカウトを送ります。

そして、返信のあった方に電話でカジュアル面談を行い、候補者が応募に興味を持っていただけたら、応募書類をお送りいただきます。

カジュアル面談について詳しくはこちらもどうぞ。

www.shirofuku.com

2.ダイレクトソーシングの難しさ

この仕事を半年ほど続けてみて、色々と難しい部分がありました。

・検索の難しさ
何日かやっていると、かなりの人にスカウトを送ってしまい、これ以上キーワードを使ってスカウトできない状況になります。
そこからが難しくまた面白い部分なのですが、業界のことを調べたり、競合を調べたりしてその分野の方が使いそうなキーワード、会社名を探していきます。

・スカウト文の難しさ
候補者の方は、優秀な方ほど1日に何十通のスカウトメールを受け取っています。その中で、読んでもらって興味を持ってもらう文章を書かなければなりません。同じ仕事でもどのように魅力的な文章にするか、ここは文章力が試されます。

・カジュアル面談の難しさ
カジュアル面談でお話していく中で、候補者の考え方やキャリアの方向性を理解したうえで、その方がこの会社のこの仕事に合うのかを判断します。そして、合わない場合は早めにお断りする事も必要です。お互いにとって、時間は大切ですので、ここで時間を使うよりも他の会社に応募いただいた方が良いのですが、相手に分かっていただけるようどのように伝えるかも難しい部分です。

3.ダイレクトソーシングのやりがい

上記のような色々な難しさはありながらも、この半年間色々と学んできて、どれも改善することで結果が出ることが分かりました。
何といってもこの仕事の一番のやりがいは、このポジションにぴったり!という方を見つけて、入社していただくことなのですが、昨日もその喜びを感じることができました。お礼の電話を頂くのは本当に嬉しい瞬間です。

採用コスト削減の動きを受け、この仕事のニーズはまだしばらくは続くと思います。
なかなか奥が深く、企業と候補者をマッチングさせるこの仕事、興味を持っていただければ嬉しいです。