しろふくの転職応援ブログ

知財分野の現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

弁理士の転職について(事務所から事務所へ)

こんにちは、しろふくです。
特許事務所に在職中のみなさん、他の特許事務所への転職を考えたことはありますか?
ほとんどの方、一度や二度はあると思います。

実際、事務所から事務所への転職は可能なのでしょうか?
経験の長い場合とそうでない場合に分けて説明します。

1.経験の長い場合(概ね5年以上)
きちんとした明細書の書ける経験豊富な弁理士は、年齢に関係無くどの事務所でも採りたいところです。年齢が上がると相応の年収(1000万円以上)となってしまいますので、若い程転職しやすいとお考え下さい。20代、30代前半の方、どの紹介会社でもひっぱりだこだと思います。

弁理士歴が長いとどこへ行っても知った人がいるという狭い世界になります。人のつながりは他の業界より濃いため、転職したいという話があれば、弁理士名で特許公報を検索し、ネット上に公開されている明細書を見てすぐに面接に来て、という場合もあります。実績のある方は40代だろうが50代であろうが、次の事務所に移れるのです。

また、明細書だけでなく、特許調査をメインでやってらっしゃる方も、状況は同じです。こちらは自分の仕事がそのままネット上に公開されませんが、最近では特許検索大会の結果に個人名や企業名が出ますので、転職に有利になることもあります。

大会結果 2017 | 特許検索競技大会



2.経験がない、または短い場合
未経験者でもご自身が20代の場合、まずどの事務所でも面接までは行くと思います。最近では30代も問題ないかもしれません。弁理士も他の業界と同じく、若ければポテンシャル採用されます
ただし、すでに在籍している弁理士との年齢構成も考慮されます。ほとんどの特許事務所では、弁理士紹介のページに弁理士の写真を掲載していますので、もし具体的に移りたい事務所があるならば、見てみましょう。自分と同じくらいの年齡の方がいるでしょうか? その方々よりもご自身が若い場合はOKですが、未経験かつ自分が最も年上になりそうな場合、その事務所へ転職するのは難しいでしょう。

一方、弁理士試験に40~50代で合格し、明細書を書いたことがない(案は出したけど、自分で明細書の文章を作成したことがない)場合、特許事務所に弁理士として入所するのは難しいです。明細書はある程度量をこなさなければ書けるようになりませんが、その時間が圧倒的に少ないからです。
その場合、特許調査の仕事があります。普通の特許調査は難しいですが、登録調査機関の検索業務実施者という仕事があります。特許庁の審査の元になる資料を作成する仕事ですが、定年退職後にこの仕事を始める方も多いという特殊な仕事で、こちらであれば中高年未経験の方も歓迎されます。こちらは過去にも何度かご紹介しました。

www.shirofuku.com

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今の時期、次の年度に向けて登録調査機関では検索者を大量に採用します。
1月、2月が選考のピークとなりますので、ご興味のある方はお気をつけ下さい。