しろふくの転職応援ブログ

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キャリアコンサルタント試験を受けて良かった2つのこと

こんにちは、しろふくです。
久しぶりの更新です。以前書きましたキャリアコンサルタント試験が、先週末終わりました。

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面接が終わった瞬間、絶対に落ちました・・・という感じでしたが、結果が出るのは来年1月なのと、試験が終わったらやる事が貯まりすぎているので、年内は勉強は休む事にしました。

この試験を受けようと思ったきっかけは、採用の仕事に役立つかと思ったからですが、試験結果はどうあれ、受験すること自体が本当に良い経験となりました。そのうち2つを今日はご紹介します。

1.同じ志を持つ人との繋がりができたこと

この試験は筆記試験と面接試験がありますが、この面接試験をクリアするために、同じ学校の同じクラスはもちろんですが、違うクラスの生徒、違う学校の生徒が集まって、面接の練習をします。ここに試験合格者(ホルダーと呼ばれています)が加わって、私たち受験生の練習を見て下さり、アドバイスをいただけるような勉強会と言われるものが存在します。

驚いたのは、この勉強会が会場代を払う程度のほぼボランティア的な精神で運営されていることです。たぶんホルダーさんも先輩ホルダーさんに同じ事をしていただいたのだと思うのですが、何と美しい助け合いの連鎖なんだろう!と感動しました。
他の資格試験でも同じようなことが起こっているのかもしれませんが、このような体験が初めての私は、ホルダーさんの協力に心から感謝し、また自分が合格した際には、同じように合格を目指す人たちの力になりたい、と思うようになりました。

2.人の考え方の多様性について学んだこと

この試験では、相談者(クライエントと呼びます)の発する言葉の意味を、1つ1つ確認していきます。
「その辞令を聞いたとき○○さんはどのような感じがしましたか?」
「○○さんにとって出向とはどういう意味を持つのでしょうか?」
「悔しい・・・、なぜ悔しいと感じられたのでしょうか?」
などというような、普通の会話では聞き出すことのない、もう1歩踏み込んだクライエントの感情を確認していきます。

この時点で、(あーその話、私も同じような経験があるのでものすごく分かります、それは相当辛かったですよね・・・)と考えてしまったら、もうこれ以上聞き出すことができなくなるのですが、私はこの癖がなかなか取れなくて、本当に苦労しました。(まだ取れていませんが・・・)
年齢を重ねていると経験も増えるわけで、あちこちでの苦労が、(分かる分かる!)に繋がってしまうのです。

でも、人が100人いれば、100通りの考え方があって、それを理解しようとしないといけない、というのがコミュニケーションの基本であると気付かされました。この「相手の気持ちを徹底的に考える」という技術があれば、夫婦喧嘩や学校でのいじめ、社会における多種多様な差別、さらには戦争など、様々な問題がかなり解決できるのでは?と感じた半年間でした。
小学生に英語を教える時代になり、それも大事ですが、この技術の習得を義務教育に取り入れられないかな~と考えてしまいました。


この2つのことで、この試験を受けることに決めて、とても良かったと感じています。これから受験を考えている方の参考になればと思います。