こんにちは、しろふくです。
少し明るい兆しが見えてきたこの頃、6月には普通の生活に戻れるでしょうか。
さて、本日はコロナの影響で転職市場がどのようになっているのか、調査結果や周囲の状況も踏まえて書いてみます。
1.中途採用実態調査結果より(エンワールド・ジャパン)
2.実際の採用活動の現場で感じること
3.最終的には各自の判断による
1.中途採用実態調査結果より
エンワールド・ジャパンが本年4月末に日系企業と外資系企業を対象に行った調査があります。本日はその結果の一部を紹介します。
ポジションがクローズされている外資系に比べて、日本企業は採用そのものを止めるという印象はあまりありません。こちらの調査対象の会社の規模が比較的大きいというのもあると思いますが。
(従業員数別:5,001人以上 6%、1001人~5000人 17%、301人~1,000人 25%、101人~300人 24% 100人以下 28% )
そして、今活動を行っている会社が積極的に動いている理由は、年間計画もあるでしょうが、「優秀な人材を獲得しやすい」からなのです。
そして、実際にどのような職種で積極的に採用が行われているのでしょうか。
営業は積極的に採用されており、また日系のエンジニアやプロジェクトマネジャーが求められています。
本調査ですが、これ以外にも詳しい調査結果が出ていますので、興味のある方、以下でご確認下さい。
2.実際の採用活動の現場で感じること
さて調査結果は上記のとおりでしたが、私自身が採用の業界にいる中で、ここ2-3カ月の動きとして感じることです。
・外資系の営業:ポジションクローズが多い中、製薬業界など一部業界については逆にポジションが増えている。
・外資系エンジニア:ここも必要なポジションであるから採用している会社が多く、ポジションの数は減っていない。
・外資系その他:退職者補充分のみとする企業が多い。また今まで外部から採用していたポジションを社内公募にて補充する動きも多い。
・日系の営業:職種にもよるが大手企業は引き続き採用中。
・日系エンジニア:必要性に応じて募集しているのは外資系同様。コストをかけられる会社は今優秀な人を採用しようと積極的。
・日系その他:採用計画に沿って、取れていないポジションを取っている印象。
また個人の転職のご相談に関しては、コロナの前より明らかに増えています。
この2-3カ月でライフスタイルが激変し、ご自分の仕事や今後のキャリアプランについて、考えるきっかけになったのは間違いないと思います。
3.最終的には各自の判断による
以上、現在の調査結果のご紹介と私の感じている転職市場の状況を書きましたが、結局のところ、今動けばよいかどうかは、個人の判断によります。
大事なのは、このような情報は参考にしつつも、周りの状況に流されずに、ご自分でしっかりしたキャリアプランを持つこと。そのうえで、今時間があるから挑戦したい、今はこの環境でもう少し勉強したい、などを判断していただきたいと思います。
以下は3月末に書いた記事です。
このときは、本当に今転職すべきなのかについて、考えてみる必要性について書きましたが、この内容については今も変わらないものですので、まだお読みでない方は参考にしてください。