しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

転職活動いまむかし ~転職しやすい環境になったけれど気を付けることも~ 

こんにちは、しろふくです。東京は結構暑い日もあり急にクーラーつけたりもありましたが、今週末はひんやりです。皆さんも気温の変化にはお気をつけください。

さて、本日ですが、最近第二新卒の方との面接も多く、本当に昔の面接と変わったと思います。40年前からの転職事情の変化について書いてみることにしました。おっと年齢がばれてしまいますね。


1.40年前の転職活動
2.20年前の転職活動
3.現在の転職活動

就職情報誌を見る女性

1.40年前の転職活動

40年前だと、まだ生まれていない皆さんもいるかもしれませんね。このころはもちろんインターネットやパソコンはありません。そんな中でどうやって仕事を探すのでしょうか。想像してみてください。

リクルートが就職情報誌を創刊したのが1960年代。そうです、今はリクナビなどで有名なリクルートも昔は紙媒体だったのです。アルバイト情報誌などもありました。冊子を買って、そこには通常「履歴書を送付してください」と書いてあるので、顔写真もスピード写真で撮って貼り郵送するというパターンです。

それまでは仕事を探すにはハローワークへ行くしかなかったのですが、就職情報誌であれば休みを取らなくても探せます。でも会社の近くでは買えないので、帰りに駅前の本屋で買ったという方もいるのではないでしょうか。

このころは「新卒で入社した会社に定年まで勤め上げる」のが美徳とされていましたので、途中で会社を変わる方に対して、「何があったのか」を根掘り葉掘り聞かれます。面接では「残業が多いから」などは、根性がないとして不合格になるため、間違っても口にすることはできません。転職した先でも、中途採用の人は扱いが違って、出世できないなども普通にありました。

2.20年前の転職活動

このころ私が最初の転職活動をしたころです。インターネットも普及しスマホはまだないですが、仕事探しもずいぶん楽になりました。また「キャリアアップのために転職する」という考えも広まり、転職エージェントを使って転職するという方も出てきます。

中小企業などはまだ書類を郵送するというところも多かったですが、大企業などはインターネットからそのまま応募できるようになり、かなり楽になりました。

しかし、面接については、オンラインなどという手段はまだないので、平日の夜18:00ごろにダッシュして19:00から面接したり、それも難しいならば休みを取らなければなりませんでした。何社も受けていると今日はスーツなんだと思われるし、途中で着替えたりする大変さもありました。懐かしいです。

3.現在の転職活動

そしてこれを書いている2025年ですが、インターネット経由の直接応募、エージェントの利用、そしてスカウトという手段も普及してきました。ご自身の経歴をインターネット上に出しておくと、求人を持つ会社から自分宛に連絡がくるのです。これは自分で探しきれていない求人と繋がれる、素晴らしい手段だと思っています。

そして何よりも堂々と『ワークライフバランス向上のため』と言える時代になりました。先日の面接でも、「通勤時間が長すぎて、育児の負担がすべて妻に行っているため、これを二人で分担したい」と仰っている方がいました。はい、ぜひそうしてください。

コロナの影響もあってか、一次面接は圧倒的にオンライン面接という企業が増え、最終面接もオンライン、結局職場を一度も見ないまま内定が出ることもあります。でも、自分の目で見て職場の空気を感じるのも大事なこと、行ってみてはじめてここは違うなと感じることもあります。私は内定を受諾する会社ならば、一度は職場を見ておくのをお勧めします。入社当日にそれを感じるのは悲しすぎますから。内定が出てから職場見学を依頼すれば、たいていの会社は応じて頂けます。

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転職活動は時代と共に変化しています。この先20-30年の間に、また違う方向に行くのでしょうか。AIを採用活動に取り込むことも増えて、大きく変わっているのかもしれませんね。とはいえ自分の目で確かめることの重要性はいつになっても変わらない気がします。活動中の方、ご自身が活躍できる場所を見つけられますように。