しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

自分のやりたいことが自分で分かっていますか

こんにちは、しろふくです。
暖かなお天気のよい週末になりそうですね。4月から新しい環境の方も少しずつ慣れてきたことと思います。

今日は、キャリアコンサルタントとしての勉強会に出席しました。
その中で話題になったのが、世の中に、いったいどれくらいの人が「私のやりたいことはこれです!」と言えるのだろう、ほとんどの人が実際には分かっていないのではないか、ということです。

自分のやりたいことが決まっている人はそう多くないかも

日本では一般的に、高校生2年生くらいで文系か理系かを決めなければならず、そこでまず最初に自分のやりたいことと向き合う事になると思います。
そこでは、数学が好きか嫌いかくらいでの判断で2つのうち1つを選択できたとしても、1年ぐらい後にどの学部を決めるかという更に大きな選択が待っていて、さらに大学4年では(今はもっと前からですね)会社を決めることになるのです。

一旦大企業などに就職してしまうと、その後は2~3年ごとに人事異動があったりして、もうそこからはサラリーマンとして決められたことを黙々と行うため、自分のやりたいこと=次の異動先として考えている方も多いと思います。
そのような大企業を退職する事になった人が一番困るのが、今後何がしたいのか分からないことです。

そんな時にこそ頼って欲しいキャリアコンサルタント

以前転職の際に、キャリアコンサルタントに相談すべきという記事を書きました。

www.shirofuku.com
キャリアコンサルタントには、相談する内容が決まってないと、相談できないということはありません。中には「こういった仕事をやりたいと思いますが、どうやって探せば良いでしょうか」といった相談もありますが、そこまで決まっている人は少なく、むしろ、相談の内容が相談しているうちに変わっていく方も多いです。

実際には、「何が原因かわからないのですが、今の職場で働き続けていいのか、自分で何かもやもやしているのです・・・」というようなクライアントに対して、「では、そのもやもやの原因を探るために一緒に考えていきましょう」というようなやりとりをしていきます。

本日のロールプレイでは、自分がやりたいことが言葉にできない人に、それを気づかせるという練習をしたのですが、私が頭では何となく分かっていても言葉化できていなかった「個人を支援したい」という言葉を、コンサルタント役の人にうまく引き出していただきました。

自分のやりたいことが分からないという状態は、周囲からは「そんな贅沢を言ってる場合か」的に見られる事が多いのとは裏腹に、ご自身の中では「自分のやりたいことも自分で決められない」と悩んでいらっしゃる場合も多いです。
そのようなクライアントを支援するために、我々キャリアコンサルタントは日々努力をしていますので、そういう状態の時こそ、ぜひご相談いただきたいと思っています。