しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

「やりたいこと」が見つからなくてお悩みの方へ ~自分の貢献できる範囲を広げられればOK~

こんにちは、しろふくです。
東京はこの連休も雨かと思っていたのですが、今日は晴れてくれました!
今日は、キャリアプランでお悩みの方へ、前に進む方法について書いてみます。

1.「やりたいこと」が分からない人は以外に多い
2.「やりたいこと」が分からなくても問題ない
3.「できること」が少ない場合の仕事の探し方

1.「やりたいこと」が分からない人は以外に多い

転職相談でよくいただく悩みの中に、「自分のやりたいことが分からない」というものがあります。新卒のとき、あまり考えすに内定をもらえた会社に入社し、その後も異動が出るたびに職場を転々とし、異動先の希望は書くけれど、それが実現したことはない・・典型的な日本のサラリーマンをやっていると、そのような経験をお持ちの方も多いでしょう。そうですよね、与えられた仕事をやるのに精いっぱいで、特にやりたいことを考える機会もなかったかもしれません。

一般的に仕事は以下の「やりたいこと(Will)」「できること(Can)」「求められていること(Must)」の交わる部分(G)が適職と言われていますが、そもそもこの「やりたいこと」が分からないという訳です。

参考)https://parallelcareerlab.com/?p=1995

この図を使って適職を考えたことのある方は、「やりたいこと」がそもそも分からないと、そこから前に進めないと思っている方もいらっしゃる気がします。

2.「やりたいこと」が分からなくても問題ない

でも実は「やりたいこと」について、私はそこまで重要ではないと思っています。
それがなくても、仕事を探すことも、キャリアアップすることも可能だからです。

上の図だと(E)の部分です。特にできることが特殊な場合、できることと求められることが限りなく重なり(E)はとても大きくなってきます。
その場合、その分野での仕事をすることは、社会から求められている事であり、それに対する自信や使命感は、もはや「やりたいこと」の域を超えているのではないでしょうか。

「できること」と「求められていること」が交わる分野は、ご自身が職業として就ける分野であり、そこを極めていくことで、ご自身の価値を高めていくことが可能です。
もちろんそれが「やりたいこと」になってくることもあるでしょうし、本当に「やりたいこと」は仕事でなく趣味として別にあるという方も多いです。

ですから、「やりたいこと」が分からないからといって、今後のご自身のキャリアを考えるにあたり、前へ進めないということことはありません。
「やりたいこと」がない場合は、「できること」の棚卸しをしていき、「求められていること」のうち、「できること」がないかを考えてみてください。

「求められていること」は具体的な求人で知る事ができます。さらに求められているスキルは、募集要項の必要条件や歓迎条件に書かれています。今、世の中に何が求められているのか、次に習得するべきスキルは何なのかを考えながら、求人を見てみましょう。

3.「できること」が少ない場合の仕事の探し方

「できること」を棚卸して、世の中の求人(=求められていること)と比べた場合、ご自身の「できること」が少ないことが分かるかもしれません。

でも落ち込む必要はありません。それが認識できただけでも成長したのです。どの方向にスキルを伸ばしていけばよいのか、体感できたと思います。仕事を探す際は、年収だけにこだわらず、スキルアップできる職場かという点も確認してください。たとえ年収が一時的に下がっても「できること」が増える職場だと、自分に投資したことになりますね。

コロナ禍の影響もあるかと思いますが、未経験OKという求人は減り、即戦力を求める求人が増えています。そんな状況の中ですが、ご自身の即戦力を活かせ、かつ今後もできることを増やせそう、そんな仕事を意識して探すようにしてください。

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「やりたいこと」が見つからなくても、とりあえず一歩踏み出してみましょう。貴方のスキルが求められているところで、まずは貢献しましょう。スキルアップできてより貢献できる範囲が増えれば、自信もついてきます。
今後の仕事の探し方の参考になればと思います。