しろふくの転職応援ブログ

現役採用担当が転職を考えている皆様にお伝えしたいこと

転職時期について迷っている方へ ~今転職する方への注意点2つ~

こんにちは、しろふくです。
世の中4連休ですが、コロナの状況はGWより悪化してしまいました。
家にいてもできる楽しいこと考えないとですね。

先日dodaの転職求人倍率レポートが発表されましたが、コロナの影響がついに出てきた感じです。今日は転職市場のアップデートと注意点について書いてみます。

1.doda転職求人倍率レポート(2020年6月分)より
2.転職時期について迷っている方へ
3.転職活動の際の注意点2つ

1.doda転職求人倍率レポート(2020年6月分)より

以下は、毎月dodaが発表している求人倍率のグラフです。
一番右が6月のデータになります。

青が転職希望者数で、こちらは6月になって2割ほど増加したそうです。
黄緑が求人数ですが、こちらは微増したものの、結局転職希望者数の大幅な増加により、求人倍率が1.66倍になっています。

今まで求人倍率は2.5倍くらいで、先月2倍くらいになりこの後の動向を注目していたところですが、6月分ではここまで下がっていましました。

求人倍率グラフ

               出典:転職求人倍率レポート(doda)2020年7月20日


ここでいう「転職求人倍率」は、dodaエージェントサービスの登録者1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値であり、定義は以下のとおりです。
【算出式】転職求人倍率 = 求人数(採用予定人数)÷ 転職希望者数
※【求人数】①当月中に新たに登録された新規求人数(採用予定人数)と、②前月からの繰越求人数(採用予定人数)の合算。
※【転職希望者数】 ③当月中に新たに登録した新規登録者数と、④前月から継続登録している繰越登録者のうち当月1件以上の求人に応募した登録者の数を合算。

あくまでdodaサービスの中での数字になるのですが、今まで世の中の動きを知る目安として参考にさせていただいています。

求人数微増の要因は、緊急事態宣言が解除されたことで、徐々に採用活動を開始する企業が増え、転職希望者増加の要因は、将来への不安や「在宅勤務」や「テレワーク」での勤務が可能な職種への転職希望者が増えたこととされています。

詳細なデータ等は以下を参考にしてください。

doda.jp

2.転職時期について迷っている方へ

この記事をお読みの皆さんの中にも、将来への不安や柔軟な働き方への要望が出てきた方がいらっしゃると思います。

今後の予測ですが、6月の求人微増は、緊急事態宣言の解除が原因だったとすれば、昨今の状況を見ると7月に増えるというのは考えにくいと思います。
そして、転職希望者の方は増え続け、結果として転職求人倍率はさらに下がるような気がしています。

特に今年転職しようと決めていた方、そのような状況の中迷われているのではないでしょうか。
以前に少し書きましたが、ポジションによるところもあります。

www.shirofuku.com

しかし最終的には、周りの状況によらず、通常と同じ判断基準だと思うのです。

www.shirofuku.com

ただし、転職活動を初めてみて(転職サイトに登録するなど)、実際の求人があまりにも少ない、やりたい仕事の募集がない、と感じた際は、自己学習の時間にあてたり、社内での異動によるスキルアップを考えても良いと思います。

3.転職活動の際の注意点2つ

色々と検討し、今この状況の中、転職活動を進めるとなった場合、注意点として2つ、特にお伝えしたいことがあります。

1)エージェントを利用する際には、冷静な判断を

エージェントをお使いの皆さん、今エージェントは1名でも多く入社させないと会社の状況が厳しいところもあることを理解しつつ、利用してください。
もちろん本当に貴方のことを思って転職を勧めてくるエージェントもいます。
ですが、悲しいですがそうでない方もいるという前提で、冷静な判断をしてください。

2)外資系の場合、状況が変わることもある

外資系の場合は、グローバル人事(海外の本社)の一言でオープンされていたポジションが突然クローズされたり、逆にクローズと伝えられたものが再度オープンになったりすることは、普通にあります。
世界中がコロナを共有している今、状況に応じた判断がされているのでしょう。

現職を退職してから、しばらく休暇を取って、というのは今は危険かもしれません。
また、逆に一度クローズになってもあきらめずに、人事の方との良い関係を構築しておいてください。
私の知っている例では1カ月もたたないうちに、再度募集となりました。
良い関係性を作っておけば、再びオープンになった際に連絡していただけます。


目的とする職種により状況は異なると思いますが、今転職活動をする方は、上記2点を知っておいてください。